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まとい大名 の商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2013/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸は大火が木造家屋を更新させた 消火は、力ずくで建物を壊し、延焼を防ぐことを基本としていた 火に挑み、火を鎮圧していくことを生業にした悲哀を綴っている そこには人知れぬ哀しみを抱えながら家族を守っている男を描いている

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2010/01/05

火消しの話は時代劇でも盛り上がります 粋でいなせな江戸っ子を具現化していて 当時に生きる人の息吹も感じられますね この作品で、伝説を見た気がします

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2009/10/04

町火消しの跡取りして生まれた銑太郎の物語。一力さんのこの手の作にしては、人物描写が薄かったように思う。2007.8.1

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2009/10/04

磐田検校がいつのまにか居なくなってしまった。きっちり、しっかり受け止めて、消火するなりなんなりしてほしかった。

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2009/10/04

070302。別れた彼が、付き合っている時に薦めてくれた本。ラジオでお薦め情報が流れていたとか。借りた時も後に3人も予約が入っていて人気のようです。別れる前に借りましたが、読み終わる前に別れてしまいました。その彼のお薦めはもう一冊あるので、心も胃も痛むけれど、次に読みます。感想を...

070302。別れた彼が、付き合っている時に薦めてくれた本。ラジオでお薦め情報が流れていたとか。借りた時も後に3人も予約が入っていて人気のようです。別れる前に借りましたが、読み終わる前に別れてしまいました。その彼のお薦めはもう一冊あるので、心も胃も痛むけれど、次に読みます。感想を伝えられないのが残念です。江戸文化の分かる良い話でした。カリスマ町火消しとその息子の話。

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2011/08/15

手前事ながら、今日まで活字拒否症で四日間読めないでいた、やっと、手にして、読み始めると、読み馴れた一力氏の落ち着きがあり、且つ、盛り上げ処が巧く仕上がった内容に一気に読了。親子二代に渡る火消し稼業、人に敬まれ、憎まれ、蔑まされる火消し稼業において、火事から人と街を守る火消しの頭に...

手前事ながら、今日まで活字拒否症で四日間読めないでいた、やっと、手にして、読み始めると、読み馴れた一力氏の落ち着きがあり、且つ、盛り上げ処が巧く仕上がった内容に一気に読了。親子二代に渡る火消し稼業、人に敬まれ、憎まれ、蔑まされる火消し稼業において、火事から人と街を守る火消しの頭に格好良さを感じた。最後半の件りは、一寸有り得ないかなという話だけれど、面白く読ませて貰った。

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2012/02/20

サンデー毎日連載。大名火消の話を書こうとして断念したのか・町火消しが江戸城の鎮火に協力した話を書くつもりがあってインパクトのある題にしたのか〜銑太郎は深川佐賀町の火消しを束ねる大川亭の跡取りとして生まれた。父は検校の物置に置かれた油樽に付いた炎を鎮めるために身を挺した。成長した銑...

サンデー毎日連載。大名火消の話を書こうとして断念したのか・町火消しが江戸城の鎮火に協力した話を書くつもりがあってインパクトのある題にしたのか〜銑太郎は深川佐賀町の火消しを束ねる大川亭の跡取りとして生まれた。父は検校の物置に置かれた油樽に付いた炎を鎮めるために身を挺した。成長した銑太郎は火事場で知り合った豆腐屋の娘を嫁にとり,大名火消しとして名高い関宿藩の火消し差配と懇意になる。仲町辻に建った15mの櫓が半鐘の四連打を始めた。それは御城が炎上している故の大名を呼ぶ合図であった。銑太郎は大名火消しとの間に町火消しの協力を求める際の太古の合図を咄嗟に決めた。じりじりして待つ間に地元に火災が発生し,太鼓が鳴ったが銑太郎は地元を優先し,城には舟で駆けつけた。城に入る前,まといは番所に置いていく取り決めができた。池を掘り,深川の火消し人足が桶で水を掛けるアイデアを思いつく。〜週刊誌の連載に余り手を入れずに刊行したのがありありで,繰り返しが多く,時勢の逆転も多い。大名火消しは纏を使わないのに変な題名・・・と思っていたら,主人公が最後の残り火に桶で水を掛ける瞬間の周囲のかけ声が「まとい大名」とは・・・結末を最初に思い浮かべていたのだろうか?

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