阿川佐和子の会えば道づれ(5) の商品レビュー
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楽しい対談の数々です。江國香織、小川洋子らの女流作家は普通の女性だった彼女たちが小説家になるまでの歩みに関心がありました。江國香織は特に暗い少女時代ですね。小川洋子の研究好き、タイガース気違いのジンクスの数々は想像以上でした。浜口京子は父アニマルとの関係、斎藤茂太はユニークだった母。そしてうつ病。木佐彩子やエマニュエル・ベアールには阿川の鋭い突っ込み。そして既にこの3年ほどの間に故人になってしまった岩城宏之(指揮者)、夢路いとし、小倉昌男(ヤマト運輸)との対談も彼らの人生観、裏話(バーンスタイン、ルビンシュタインとのかかわり)などが分り楽しいです。岸部一徳(タイガース)の幼年時代の貧しい生活。兄弟の数が分らない凄さ、そして瞳みのるとの別れなども人生を感じます。またカルロス・ゴーンの自信満々の陰にある家族への愛情も印象に残りました。この阿川という人の軽妙な雰囲気で相手のよさを引き出す技術は素晴らしい能力ですね。
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先ほど日本に帰国した際に、地元の図書館で廃棄対象になっていた当本をいただいてきた。いやはや、日本の図書館ってなんて素晴らしいんだ!これで、チェンマイのStudio Ringの私設図書の蔵書が増えた。日本の神様本当にありがとうございます! 期待しないで読んだわりには、とっても興味...
先ほど日本に帰国した際に、地元の図書館で廃棄対象になっていた当本をいただいてきた。いやはや、日本の図書館ってなんて素晴らしいんだ!これで、チェンマイのStudio Ringの私設図書の蔵書が増えた。日本の神様本当にありがとうございます! 期待しないで読んだわりには、とっても興味深い対談集だった。またまた日本賛美になるが、日本には実に素晴らしい人が沢山いることを再発見。特にクロネコヤマトの故小倉昌男さんには感動。彼の創った障害者の自立と社会参加を支援ビジネス、スワンベーカリーには次回の帰国の際に是非訪れたい。タイの障害者のためにも力を貸してくれないか方向を探れたらうれしいな。早速Amazonで小倉昌男さんの『経営学』を注文した。 工房凛が密かにめざしている、ブランドならぬ、シグネチャーエルメスの会長との対談も今後の展開の参考になった!??
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ジャン・ルイ・デュマ・エルメス(エルメスの会長)と、 最後のヤマト福祉財団理事長、小倉昌男さん(故人)を知ることが出来てよかった 小倉氏は私財のヤマト運輸の株を300株提供し、障害者の方たちが働く『スワンベーカリー』を立ち上げた 成功した人の中でも素晴らしい人がいるものだ
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