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氷の海のガレオン/オルタ の商品レビュー

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59件のお客様レビュー

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2009/10/04

ガレオンは読むのが遅すぎた。そしてオルタは読むのが早すぎた印象。 学校のあの閉塞感を今は忘れかけているけれど、確かに息苦しいと思った時期もあった。大人になって、確かに得ている自由もあるのだなあと再確認。

Posted byブクログ

2011/10/11

「教室の悪魔」を読んだ後なので、なお一層せつない。日本はどうなってしまうんだろう。教室や学校になじめない子ども、本当は適切なカウンセリングや“治療”の必要な子ども、そして自分の心の傷を他人を傷つけることでしか忘れることのできない子ども。大人だって傷ついて試行錯誤して生きているんだ...

「教室の悪魔」を読んだ後なので、なお一層せつない。日本はどうなってしまうんだろう。教室や学校になじめない子ども、本当は適切なカウンセリングや“治療”の必要な子ども、そして自分の心の傷を他人を傷つけることでしか忘れることのできない子ども。大人だって傷ついて試行錯誤して生きているんだよ。でも、子どもはまだ幼いから自分を守る方法を知らない。著者は希望を持ったから、執筆を再開したのかな?「天上の大陸」と「薬草使い」を読むために、単行本を図書館に予約しよう!

Posted byブクログ

2009/10/04

久しぶりに本を買いたいと思った。 本なんて図書館で借りれば十分と思っているけど、 ごくたまにこんな風に手元に置いておきたい本ができる。 魂に迫り、何度も読み返したくなるような。 歳を重ねて忘れていたけど、確かに私にとっても学校はそんな場所だった。 忘れてはいけないこと...

久しぶりに本を買いたいと思った。 本なんて図書館で借りれば十分と思っているけど、 ごくたまにこんな風に手元に置いておきたい本ができる。 魂に迫り、何度も読み返したくなるような。 歳を重ねて忘れていたけど、確かに私にとっても学校はそんな場所だった。 忘れてはいけないことだったのに。 いつか子供ができたら絶対もう一度読もう。

Posted byブクログ

2011/09/07

 「えええええええ?こんな作品だったっけ?」が率直な感想>「氷の海のガレオン」。単行本版とぜひ読み比べてみたい。 今回新たに書下ろされたと思しき「オルタ」のが、今の私にとって切実な物語だった。オルタと同い年の長男がいるので。もし私だったら、長男に対してどんなことができるのだろうか...

 「えええええええ?こんな作品だったっけ?」が率直な感想>「氷の海のガレオン」。単行本版とぜひ読み比べてみたい。 今回新たに書下ろされたと思しき「オルタ」のが、今の私にとって切実な物語だった。オルタと同い年の長男がいるので。もし私だったら、長男に対してどんなことができるのだろうか。親としてかつての子供として、いろいろ考えさせられる深い物語だった。 何にしろ、木地さんが執筆再開されたのが、めっちゃ嬉しい!次回作を心待ちにしてます。

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2009/10/04

本の雑誌でこちらの本を穂村弘氏が紹介していましたので、読んでみました。家には図書館があり、庭にはナツメの木「ハロウ」がいる。斉木家の兄弟の名前は「周防・杉子・スズキ」。ママは詩人で、パパは何をやってる人なのか、よくわからない。そんな家族のお話です。読み終わった後、家族っていいなと...

本の雑誌でこちらの本を穂村弘氏が紹介していましたので、読んでみました。家には図書館があり、庭にはナツメの木「ハロウ」がいる。斉木家の兄弟の名前は「周防・杉子・スズキ」。ママは詩人で、パパは何をやってる人なのか、よくわからない。そんな家族のお話です。読み終わった後、家族っていいなと思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

自らを天才だと信じて疑わないひとりのむすめがいました。斉木杉子11歳。――わたしのことです。 何となく忘れられず、心惹かれたお話。主人公に共感しないではいられなかった。ちょっぴり不思議で独特な世界観がいい。

Posted byブクログ

2009/10/04

うーん、最初に読んだときはすごいいいと思ったんだけど…。読み返すことなく今に至ります。 なんだろう、何かもの足りないような。

Posted byブクログ

2009/10/04

 いろいろ考えさせられてしまった。  そういえば、小学生の頃、おいらも相当な変わり者だったことを思い出す。何年か前の小学校の同窓会で、クラスで優等生だった女の子(当時はね)が、ボランティアで教えている子供たちの中に変わった子がいるとあなたのこと(おいら)を思い出すといわれたこと...

 いろいろ考えさせられてしまった。  そういえば、小学生の頃、おいらも相当な変わり者だったことを思い出す。何年か前の小学校の同窓会で、クラスで優等生だった女の子(当時はね)が、ボランティアで教えている子供たちの中に変わった子がいるとあなたのこと(おいら)を思い出すといわれたことなども。40歳を過ぎても、おいらはやっぱり変わり者で、彼女はやっぱり優等生なんだと、苦笑してしまったことも。  いや、もっと厳しい物語なんだけどね、なんだかそんな風でした。

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2009/10/04

文庫化してくれてほんとうに嬉しい。1度読んだだけなのに、どうしても忘れられなかった本です。  中学生のころ夢中になって読んだ本の多くを、私は「卒業」してしまいました。  同じ本を読んでも、中学生のころは感動したり泣いたりできたのに、いまは「あぁ、そんな痛みを抱えていたことも...

文庫化してくれてほんとうに嬉しい。1度読んだだけなのに、どうしても忘れられなかった本です。  中学生のころ夢中になって読んだ本の多くを、私は「卒業」してしまいました。  同じ本を読んでも、中学生のころは感動したり泣いたりできたのに、いまは「あぁ、そんな痛みを抱えていたこともあったね」と、客観視するばかりになっていました。  そのたびに、私も乾いていくなあと感じています。  でも「氷の海のガレオン」は、いま私が読んでも鮮烈でした。

Posted byブクログ