インドの正体 の商品レビュー
この本では2006年当時のインド社会を知ることができます。2023年となった今、インドは中国を凌駕する勢いで成長し続ける巨象です。この本はそのインドの2006年当時はどのような状況だったのかを知れる非常に興味深い作品です。 この本では「社会、文化、ビジネス」と様々な視点からイン...
この本では2006年当時のインド社会を知ることができます。2023年となった今、インドは中国を凌駕する勢いで成長し続ける巨象です。この本はそのインドの2006年当時はどのような状況だったのかを知れる非常に興味深い作品です。 この本では「社会、文化、ビジネス」と様々な視点からインドを見ていきます。写真も豊富ですので非常に読みやすく、現地の状況もイメージしやすいです。また、格差の問題はインドに限った問題ではありませんが、カースト問題が今なお残るインドならではの問題もこの本では知ることができます。 現代インドについて知りたいという方に非常におすすめな作品です。
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読書録「インドの正体」3 著者 藤本欣也 出版 産経新聞社 p86より引用 “襟首が真っ黒の開襟シャツを着た人相の悪 い男が近寄ってきたので身構えた。私の手元 をのぞき込みながらささやく。 「チケットが余ってたら買うぜ」” 目次から抜粋引用 “「手作り」の価値 ガンジーは糸...
読書録「インドの正体」3 著者 藤本欣也 出版 産経新聞社 p86より引用 “襟首が真っ黒の開襟シャツを着た人相の悪 い男が近寄ってきたので身構えた。私の手元 をのぞき込みながらささやく。 「チケットが余ってたら買うぜ」” 目次から抜粋引用 “「手作り」の価値 ガンジーは糸を紡いだ ヒンズー至上主義 化粧に目覚めた女性 私は文明を売って勝負する インド人は「丸い地球」を利用した 機能しにくい援助” 産経新聞シンガポール支局長である著者に よる、成長著しいインドの様子を記した一冊。 産経新聞連載「巨象が動いた」のまとめ。 社会の内実からビジネスの現状まで、数々 の写真とともに記されています。 上記の引用は、映画について書かれた項で の一節。娯楽産業が栄えるところには、どの ような国であっても、同じような人が存在す るのですね。 あまり昔から映画館で映画を見て来なかった ので、この手の人達には出会ったことがあり ません。この手の人達のしごとが成り立たな いくらい、私の住んでいるあたりが田舎だと いうことなのかもしれませんが。 どれほど好調に見える国であっても、それ なりに何か問題を抱えているものなのでしょ う。今はイケイケで強気に押している人達も、 そのうち疲れて倒れてしまうかもしれません ね。 ーーーーー
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日本人にとってはさっぱり理解できないのがカースト。 しかし今でもカーストは残っていて、彼らはIT都市バンガロールからも近くにたくさん居住している。この問題は永遠に解決しないのではないだろうか。
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現代インドにおけるIT事情 コミュナリズムの現況 HIV施設の現状と課題 etc 新聞の連載記事が本になったという経緯からも解るように、内容が薄い。 少しでもインド関係の本を読んだ人にとってはあまり目新しい情報は載っていない。 この本をきっかけに「インドの事をもっと知りたい」...
現代インドにおけるIT事情 コミュナリズムの現況 HIV施設の現状と課題 etc 新聞の連載記事が本になったという経緯からも解るように、内容が薄い。 少しでもインド関係の本を読んだ人にとってはあまり目新しい情報は載っていない。 この本をきっかけに「インドの事をもっと知りたい」と思わせるような内容かと問われれば私的には「NO」と言わざるを得ない。
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副題にあるとおり経済成長目覚ましいインドの負の部分に焦点を当てた一冊。新聞連載のコラムをまとめた薄い本でありながら、インド各地に足を運んで現地取材し、聞き手の先入観を検証すべく、生の声を集めようとしているのがよく伝わる。インドのコーディネータに有名なところを連れて行ってもらって、...
副題にあるとおり経済成長目覚ましいインドの負の部分に焦点を当てた一冊。新聞連載のコラムをまとめた薄い本でありながら、インド各地に足を運んで現地取材し、聞き手の先入観を検証すべく、生の声を集めようとしているのがよく伝わる。インドのコーディネータに有名なところを連れて行ってもらって、「道がガタガタ」だ、「スラムを見て格差を感じた」だというような、ちょっと長期で観光すればわかるような、ありきたりなレポートにはなっていない。インドのリスク要因として、やはり宗教的対立を無視できないということを改めて認識。さらに、人口増が国内消費を拡大すると期待をもって見られているが、若年人口が増えれば大量失業者を生むことにもつながり、楽観視ばかりしていられない。リスク側面ばかりでなくエピソードの部分も興味深いものが随所にある。知れば知るほど、いろんな意味で目が離せない国に思えてくる。
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