北欧 の商品レビュー
北欧のことを大まかに知ることができる。 文化や伝統、教育、芸術などなど。 紹介される情報ごとに国の偏りはあれど、全体的に北欧ってどんなところかを知るのによかった。
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北欧の国々(フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランド)の「政治と経済」、「福祉」、「教育」、「環境」、「文化」に関して、それこそ硬い話から柔らかい話まで、カラーで紹介した本。 「あたらしい教科書」シリーズで、大学生だった時に「ことば」を読んだことがあっ...
北欧の国々(フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランド)の「政治と経済」、「福祉」、「教育」、「環境」、「文化」に関して、それこそ硬い話から柔らかい話まで、カラーで紹介した本。 「あたらしい教科書」シリーズで、大学生だった時に「ことば」を読んだことがあって、たまたまブックオフで「北欧」というのを見つけたので、思わず買って、読んでしまった。このシリーズは他にも「学び」、「雑貨」、「定番」、「結婚」、「外食」、「コンピュータ」といったものがあって、その中でも「北欧」というのは、他のシリーズとも趣が違う感じがして、テーマの取り上げ方が面白いなと思う。それに北欧は、コペンハーゲンに3日くらい行ったことがあるだけで、いつかは絶対ちゃんと行ってみたいと思っているところだというのもある。 北欧の「今」(と言っても2007年?)を切り取った感じのものが多く、あまり歴史的な記述は、もちろんあるにはあるが、そんなにメインにはなってない。オンブズマンとか、サスティナビリティとか、そういった話が取り上げられている。あんまりおれの関心とは合わないので、すごい面白いとも思えなかったのは正直なところだった。唯一、フィンランドメソッドとか言って騒がれていることもあって、教育の話のところは少し興味を持った。でも納得したのは次の部分。「PISA2003で好成績であった理由を、フィンランド国家教育委員会は、次のように公式に説明している。①家庭、性、経済状態、母語に関係なく、教育への機会が平等であること。②どの地域でも教育へのアクセスが可能であること。③性による分離を否定していること。④すべての教育を無償にしていること。⑤総合性で、選別をしない基礎教育。⑥全体は中央で調整されるが実行は地域でなされるというように、教育行政が支援の立場に立ち、柔軟であるということ。⑦すべての教育段階で互いに影響しあい協同する活動を行うこと。仲間意識という考え。⑧生徒の学習と福祉に対し、個人に合った支援をすること。⑨テストと序列づけをなくし、発達の段階に立った生徒評価をすること。⑩高い専門性をもち、自分の考えで行動する教師。⑪社会構成主義的な学習概念。」(pp.76-7)と述べられており、これだけの背景がある中で成功した訳なので、いきなりPISA型評価、とかアクティブラーニングとか自主性とかいって日本の教育に取り入れるのは無理なんだろうなあ、ということだった。 あとザリガニは夏の名物らしい。「茹でてレモンを絞って食べるのが一般的。殻が固くて食べにくいが、無口になっても、時間をかけて夏の味覚を味わうのが北欧流」(p.112)らしい。カニすら食べるのめんどくさいと思うおれは、絶対これ無理だなと思った。(18/02)
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北欧について、程よく深くさっぱりまとめてあって、わかりやすくて読みやすい。私見が入った難解な文よりよっぽどすんなり頭に入ってきて、でも重要な点は網羅されていて。とてもお勧めな本です。
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このシリーズで色んな国が出てほしいものだ、というくらいわかりやすかった。 短い章立てなので短時間ですっきり読める。
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すごく駆け足だけれど北欧の状況が紹介されている。 民間伝承から福祉問題まで、広く浅くといった感じ。 福祉国家ファンタジーにとらわれず、移民問題まで言及してるのが良かった。
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学生の時に載ってなかった北欧の話。 カラーの写真に少しの文章にたっぷりが載ってるので 北欧5カ国知りたいけど時間がない… という方にオススメです。
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北欧5か国について、政治経済、福祉、教育、環境、文化などの視点から詳しく説明。 教科書のように細かな解説もあって、分かりやすくて勉強になる! 福祉はスウェーデン、教育はフィンランドメインで書かれています。 カラーで眺めているだけで楽しい一冊!!
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北欧の社会、政治経済、福祉、教育、環境、文化を紹介している本 北欧好きには面白い一冊。 内容の詳細は http://shop.petit.org/?pid=3905378
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北欧の現況について広くまとめられた本。 間違いなく北欧入門に最適な一冊、今後この本がスタンダードになるのでは?全ての事柄に対し“〜だからこうなった”、“〜だからこう言う問題を抱えている”と書かれてあり自分の中で北欧のイメージ・評価が低下したかも知れない。しかしそれこそが自分の知り...
北欧の現況について広くまとめられた本。 間違いなく北欧入門に最適な一冊、今後この本がスタンダードになるのでは?全ての事柄に対し“〜だからこうなった”、“〜だからこう言う問題を抱えている”と書かれてあり自分の中で北欧のイメージ・評価が低下したかも知れない。しかしそれこそが自分の知りたかった現実の北欧、ブータンにもフィリピンにも北欧にも理想郷など無いのは知っている。でもすでに色んな研究者が海外から北欧研究に来ている、と言うのは驚いた。考えれば珍しくもなんともないことなのだが‥ そしてここで“じゃあ自分もそれに続かなくては”ではなく先回りして“研究結果はどうでましたか?今後どうされるつもりですか?”と訊きたい。北欧学科のある大学が気になる、その先生の著書は?でもやはり日本と違う種類の国だと思った。読んでいると“しかしこう言う問題も〜”などど出てくるがどうせ日本だって諸外国だって問題は抱えている。しかし北欧の国民は問題を認識しながらもちゃんと満足している。そこが日本と大きく違う‥■医療費が実質無料だが緊急以外は3日ほど予約が居るため国民はそれほど病院にいかない、予防にも気をつける様になるし国の出費も下がる。■一時期は低下した出生率も最近は回復傾向。子どもは成人するとみんな自立しパラサイトと言う概念がない。学費も無料だし教育ローンもあるので自立出来る環境が用意されている。■高福祉がもたらす3つの弊害がある。?失業率→高い。仕事難に加えて補償があるため。国や企業も対策を建てている途中?自殺率→自殺率の高い国々、と言われるが実際は第1群ではない。第2群。?離婚率→50%近い国も。これも補償制度がちゃんとしているため離婚を阻害する要素が少ない。■そして教育。PISAで世界一に輝いたフィンランドは実は参加国中最も授業数少ない、更に他の子の邪魔をしない限り遊んでいる子は放っておく。本人が望んで学ばないと身につかない、と言う考えで詰め込みでないのも特長。だから受験の時に外国語力のピークが来たり受験に必要ない科目だからと学校側が教えないことはない。■長い冬のせいもあり読書率が高い。とくにフィンランドのそれは世界一で年間の一人当たり図書館利用冊数は日本の4倍。図書館数も人口比で考えるとヘルシンキは日本の5倍ほどある。■スウェーデンは50%の大人がNGOなど何らかのボランティア活動に関わっている。
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これ書くの忘れてたー! もう、北欧大好きです。 今実は一番行きたいところ。 雑貨とか、家具とか、かわいいものいっぱい。 しかも、福祉に手厚く、教育にも力を入れてます。 見習うべきところもいっぱいある国だと思う。 ただ、各国で言語が違うんだよなー英語もままならない私には、留学は厳し...
これ書くの忘れてたー! もう、北欧大好きです。 今実は一番行きたいところ。 雑貨とか、家具とか、かわいいものいっぱい。 しかも、福祉に手厚く、教育にも力を入れてます。 見習うべきところもいっぱいある国だと思う。 ただ、各国で言語が違うんだよなー英語もままならない私には、留学は厳しいかな。 そして、この「あたらしい教科書」シリーズもいろんな種類があって、おもしろいです。
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