TOKYO図書館日和 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館から借りてきた本。東京(と神奈川)の様々な図書館が紹介されています。図書館と言えば学校の図書館、市立図書館・県立図書館などの公共の図書館を思い浮かべていたのですが、実は企業の図書館や海外関連の図書館など様々な図書館が存在しているのですね・・この本で初めて知りました。下記に私が行ってみたいと感じた図書館を列挙してみます。 OZONE情報バンクライブラリー 住まいの図書館 ハウスクエア横浜ライブラリー 東京ドイツ文化センター 図書館 東京日仏学院メディアテーク イタリア文化会館 図書室 カナダ大使館 E.H.ノーマン図書館 目黒区立八雲中央図書館 旅の図書館 本書は写真も多く掲載されているため、実際の図書館の雰囲気も分かり、図書館が好きな方、図書館を良く利用される方には楽しめる一冊になっていると思います。
Posted by
個人的な話からはじめる。 数年前に社会人になってからはお金ができたので、「欲しい本は買う」というスタイルが基本になっている。だけど、やっぱり図書館はついつい利用してしまう。何故だろう? それはつまり、図書館には新刊書店や古本屋にはない何かがあるからだろう。新刊書店にはと...
個人的な話からはじめる。 数年前に社会人になってからはお金ができたので、「欲しい本は買う」というスタイルが基本になっている。だけど、やっぱり図書館はついつい利用してしまう。何故だろう? それはつまり、図書館には新刊書店や古本屋にはない何かがあるからだろう。新刊書店にはとっくに置かなくなった古い本が現役でがんばっていたり、なかなか普通の人が手に取らないような高価な専門書がいつでも読んでくれとばかりに書棚に並んでいたり。時には前読んだ人の書き込みや折り曲げた跡があったりする事も。もちろん雑誌の気に入ったページを破りとってしまうような事はいけないが、このように以前読んだ誰かたちの「想い入れ」のようなものが、痕跡として残っているのもちょっと好きだったりする。 本好きなら図書館はきっと特別な場所だろう。 東京に住んでいた頃、家の近くにあった区立図書館をたまに利用していた。小さな図書館で座る場所もロクにない狭さだったけど、僕はこの図書館を結構気に入っていた。 文庫本なんか古臭いけど面白い本がたくさんあったし、おやっと思うようなマニアックな本がメジャーな本に紛れ込んで何食わぬ顔で整列しているのも微笑ましかった。本を探す人たちの姿が、小さな図書館の中に射し込む日射しと共に記憶に残っている。 本書は東京にある様々な図書館を豊富な写真と地図つきのデータで紹介している。著者によるそれぞれの図書館を紹介する文章からは、図書館への優しいまなざしが感じられる。 本のつくりは女性向けのようで、オシャレで雰囲気のある写真がたくさん掲載されているので、小さな図書館写真集といった趣さえある。 それにしても驚かされるのは紹介されている図書館の数である。本書では33の図書館が掲載されているのだが、旅の図書館(千代田区)とか、アド・ミュージアム東京 広告図書館(港区)とか、OZONE情報バンクライブラリー(新宿区)など、名前を聞いただけでもちょっと言ってみたくなる個性的な図書館がたくさんだ。公共施設としてのフツウの図書館しか知らない地方人の自分としては、そのジャンルの豊富さに驚かされたし羨ましく感じた。というか、東京に住んでいた頃も都内にこんなにいろいろな図書館があるなんて知らなかった。しかも本書でも紹介できなかった図書館がまだまだたくさん東京にはあるらしい。 図書館って本当に奥が深い。 暮らしの事、海外の事、文学・絵本の事、芸術の事、メディアの事…その他合わせて7つのジャンルの図書館を取り上げている。 そこにはたくさんの本があって、それを求めるたくさんの人がいる。身近な好奇心を胸に抱いて図書館の扉を通り抜けた時、単なるコンクリートの建物は知の空間へと変貌を遂げるだろう。 著者の本好きぶりが伝わってくるのも本書の特徴だ。「はじめに」で著者は『私は「本を読むこと」ももちろん好きだけれど、それ以上に「本に囲まれている」のが好きなんだと、ある時、意識した』と書いている。本好きならこの気持が解る人は多いと思う。そうか、だから図書館にいるのって居心地がいいんだ。 書店ではこの本には大きな帯がかけられており、はしごを使って大きな書棚の上の方の本を取ろうとする女性の後ろ姿が大きく印刷されていた。まあこの本の38ページに掲載されている写真なんだけど、お気に入りの図書館でこういう風に本を探すのってすごく楽しいものだ。 図書館へ行く時の昂揚感を語る著者の言葉を最後に引用したい。 『絶版になってしまった本。自分では、到底買えない高価な本。何万冊もある蔵書に、これからわたしが出会う可能性を考えると、赴くのが楽しみで仕方がない』 図書館と本への愛情に満ちた本だ。
Posted by
私にとって図書館とは、一言で言えば「知識の窓口」なのだと思います。 いままで利用してきた数々の図書館は、自分の生活環境に密着した、 学校図書館だったり、地元の公立図書館だったりしましたが、 いつも図書館を愛用してきたことに変化はありません。 こちらの本では、そういった「公共の」...
私にとって図書館とは、一言で言えば「知識の窓口」なのだと思います。 いままで利用してきた数々の図書館は、自分の生活環境に密着した、 学校図書館だったり、地元の公立図書館だったりしましたが、 いつも図書館を愛用してきたことに変化はありません。 こちらの本では、そういった「公共の」図書館だけでなく、 暮らしの情報を提供する企業のライブラリー、 ドイツ、フランス、ロシアなど、外国書籍に特化した図書館、 美術館に併設された図書館、などなど、様々な知識の窓口たる図書館が目白押し。 世の中にはいろんな図書館があるんですねぇ。 日清食品の「食の図書館」とか、同じ区内なのに全然知りませんでした。 世界のカップラーメンなどが展示してあって、おなかへりそう。 ふらっと訪れる人にも、専門的な情報を求める人にも、 図書館は知識を満載して待ってくれています。 お散歩ついでに、図書館へ出かけてみません
Posted by
東京にある図書館の案内だが、内容は有名なものとデザイナー性が高く、珍しい図書館が多かった。企業の図書館はそんなに目にかかる機会もないと思うので、また新しい図書館が見えてくるのではないか。 が、考えていた図書館案内と違っていて、珍しいものや所蔵している図書が知的要求にこたえられる...
東京にある図書館の案内だが、内容は有名なものとデザイナー性が高く、珍しい図書館が多かった。企業の図書館はそんなに目にかかる機会もないと思うので、また新しい図書館が見えてくるのではないか。 が、考えていた図書館案内と違っていて、珍しいものや所蔵している図書が知的要求にこたえられる図書館が多く、図書館関係に勤めるものとしてはあまり満足いく本ではなかった。あくまで一般の人(もしくは芸術性を求めている人)向けの図書館案内本と考えるのがベター。
Posted by
図書館と言えば、学校の図書館や、近所の公立の図書館を思い浮かべると思うのだけど、意外や以外。いろんな図書館があるものですね。 多岐にわたる分野の図書館が紹介されていて面白いです。 図書館の紹介もステキなんだけど、図書館の写真がもっとステキ。 ああ、図書館ってすてきだー。...
図書館と言えば、学校の図書館や、近所の公立の図書館を思い浮かべると思うのだけど、意外や以外。いろんな図書館があるものですね。 多岐にわたる分野の図書館が紹介されていて面白いです。 図書館の紹介もステキなんだけど、図書館の写真がもっとステキ。 ああ、図書館ってすてきだー。 平日のお天気の良い日に、ぼーっとしたい場所ナンバー1です。
Posted by
東京都内のいろいろな種類の図書館を紹介。 企業図書館とか大学図書館とか公共図書館とか…。 これ読んだことある気がする…また借りちゃった。 弱いんだな。こーゆーのに。 働いたことあるとことか行ったことあるとこもちらほら。 また図書館めぐりしたいな。
Posted by
想像以上に楽しい本♪暮らし〜住まい・食・睡眠・化粧品・住居海外〜独・仏・露・伊・中近東文学〜児童・近代芸術〜写真・演劇・フィルム・現代美術・アート総合図書館〜目黒区民センター・都立中央・中央公園文化センター・目黒区立八雲中央その他〜旅・江戸もの・紙・横浜開港なんて、魅力的なガイド...
想像以上に楽しい本♪暮らし〜住まい・食・睡眠・化粧品・住居海外〜独・仏・露・伊・中近東文学〜児童・近代芸術〜写真・演劇・フィルム・現代美術・アート総合図書館〜目黒区民センター・都立中央・中央公園文化センター・目黒区立八雲中央その他〜旅・江戸もの・紙・横浜開港なんて、魅力的なガイドブック♪東京近郊にはこんなにも魅力溢れる情報の集積場があるのだなぁ・・・おそらく、もっともっとあるんでしょうね。目黒の図書館がよく紹介されていたけど、他の区とはなにか違うのかしら?今は3つの区立図書館で登録をして、効率よく検索〜貸し出しをうけているけど、たまにはこうした専門の図書館にも足を向けてみたくなりました。
Posted by
私も図書館って大好きで。 でも、東京に来るまで、 ユニークな図書館があるなんて知らなかった。 今度行ってみようっていう図書館ばっかり。 特に、旅の図書館ってよさそう。 あと、新たな発見は、美術館の図書館! そういえば、彼も言ってたっけな・・・ 貸し出し不可の図書館が多いけれ...
私も図書館って大好きで。 でも、東京に来るまで、 ユニークな図書館があるなんて知らなかった。 今度行ってみようっていう図書館ばっかり。 特に、旅の図書館ってよさそう。 あと、新たな発見は、美術館の図書館! そういえば、彼も言ってたっけな・・・ 貸し出し不可の図書館が多いけれど、 図書館で過ごすこと自体が贅沢だと思うようなところばかり。 ナイス!
Posted by
この表紙イメージ、全体の4分の3ほどを占める帯を外した状態だから、こんなにシンプルなんだ。実際の帯には「東京日仏学院メディアワーク」の写真が使われていて、実は私、これを見ただけでほとんど中身も確かめずに選んじゃったのですけれど。地図、データもしっかりしていて、「図書館日和」と決め...
この表紙イメージ、全体の4分の3ほどを占める帯を外した状態だから、こんなにシンプルなんだ。実際の帯には「東京日仏学院メディアワーク」の写真が使われていて、実は私、これを見ただけでほとんど中身も確かめずに選んじゃったのですけれど。地図、データもしっかりしていて、「図書館日和」と決めた日に最適。東京やその近郊に住まいしていないからといって、関係ない、というものでもありません。つまり、写真が多く説明もいい感じで、とりあえずめくっているだけでも「行った気分」になれるからです。実際に出向くことができなくても、こういう図書館があるんだなあ、って思えるだけでも、なんだか気持ちが澄んできますから。(少し逸れますが、アレクサンドリアの図書館なんて、誰にとっても、そういうものでしょう?)そして翻って、「私とこの手の中の1冊の本、ここから拡がるものは無限だ」などと、大仰なことまで考えたりします。
Posted by
東京にある図書館を紹介する本。「食の図書館」や、フランス書籍ばかり置いてる図書館など、それなりにマニアックな図書館を紹介する一方、都立中央図書館などメジャーどころも紹介。おれは「旅の図書館」に行ってみたい。 ひととおり読み終えると、なぜか「図書館にいる女の子はかわいい」というイメ...
東京にある図書館を紹介する本。「食の図書館」や、フランス書籍ばかり置いてる図書館など、それなりにマニアックな図書館を紹介する一方、都立中央図書館などメジャーどころも紹介。おれは「旅の図書館」に行ってみたい。 ひととおり読み終えると、なぜか「図書館にいる女の子はかわいい」というイメージを刷り込まれるから注意したほうがいいよ。
Posted by