スタア の商品レビュー
清水義範さんは昔から作品を読んでいる作家の一人。久し振りに読みたくなり図書館で借りたのが動機。基本的にこの人の小説は徹底的な悪人が出てこない点もお気に入り。「芸能界」で活躍するということはボクシングでチャンピオンになることに似ているのかなと作品を読んで思った。両方は全く関係がない...
清水義範さんは昔から作品を読んでいる作家の一人。久し振りに読みたくなり図書館で借りたのが動機。基本的にこの人の小説は徹底的な悪人が出てこない点もお気に入り。「芸能界」で活躍するということはボクシングでチャンピオンになることに似ているのかなと作品を読んで思った。両方は全く関係がないような感じがするが、頂点を極めたら止められない、頂点を極めるまたその地位を維持するためには相当な努力が必要になるという点が似ているなと思う。芸能界はそんな弱肉強食な世界なのかなとこの作品を読んで感じた。感想はこんなところです。
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歌手としてデビューした高杉今日子は30歳を迎え、明るく気配りのきくバラドルとして、ラジオにレギュラー番組をもつなど、そこそこ順調に歩んでいる。 しかし、テレビの仕事が減ってきて、転機が必要なことも気がついている。 高杉今日子は常識的で普通の小説。 ラストは"棚から牡丹餅...
歌手としてデビューした高杉今日子は30歳を迎え、明るく気配りのきくバラドルとして、ラジオにレギュラー番組をもつなど、そこそこ順調に歩んでいる。 しかし、テレビの仕事が減ってきて、転機が必要なことも気がついている。 高杉今日子は常識的で普通の小説。 ラストは"棚から牡丹餅" 的だが良かった。 森口博子のようなイメージで読んだ。 (図書館)
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歌手としてデビューした高杉今日子は30歳を迎え、 バラドルに転進したが落ち目の自分に気づいている。 新しい人間がどんどん入って来て、同業者は全てライバル。 返り咲くためには何をすればいいのだろうか。 芸能界の楽屋裏のような感じなのだけれど 今日子が驕ってないことに好感が持てる。...
歌手としてデビューした高杉今日子は30歳を迎え、 バラドルに転進したが落ち目の自分に気づいている。 新しい人間がどんどん入って来て、同業者は全てライバル。 返り咲くためには何をすればいいのだろうか。 芸能界の楽屋裏のような感じなのだけれど 今日子が驕ってないことに好感が持てる。 一般人の反応の鈍さに呆れながらも その一般人に好かれないとやっていけないとわかっている。 周りを蹴落とそうとする自分を醜いと感じながら、 最後には好きなことを仕事に出来る幸せに気づく。 でも最終的にはやっぱり運と競争なんだよなぁ…複雑。
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これ、誰だっけ…と実在する誰かを思い出したくなる雰囲気。知らない世界なのに、元・アイドル、現在30歳の現実と若干の苦悩がとてもリアルに感じられます。 キャリア≠自信でもキャリア≠安定でもないのはどの世界も同じこと。ベテランとの付き合い方、年下の扱い方が勉強になる(!?)作品です...
これ、誰だっけ…と実在する誰かを思い出したくなる雰囲気。知らない世界なのに、元・アイドル、現在30歳の現実と若干の苦悩がとてもリアルに感じられます。 キャリア≠自信でもキャリア≠安定でもないのはどの世界も同じこと。ベテランとの付き合い方、年下の扱い方が勉強になる(!?)作品です。
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