小生物語 の商品レビュー
乙一ファンとして、長年気にかけていたのですが、ようやく入手して読了しました。 山あり谷ありの面白ファンタジー作品でもなければ、手に汗握るサスペンスでもなく、言葉を選ばずにいえば「日記風」に描かれた、日常生活のアレコレをもとにしたホラ話の寄せ集めです。 でも、それが良い…と思える...
乙一ファンとして、長年気にかけていたのですが、ようやく入手して読了しました。 山あり谷ありの面白ファンタジー作品でもなければ、手に汗握るサスペンスでもなく、言葉を選ばずにいえば「日記風」に描かれた、日常生活のアレコレをもとにしたホラ話の寄せ集めです。 でも、それが良い…と思えるのは乙一ファンだからでしょうか。 頭を使わずに、気楽に読める1冊です。 ところどころに挟まれる脚注やユーモアにクスッと笑わせてもらえました。 あとがきにあった一文も◎。 なぜそのような(複数人と結婚してはいけないという)法律があるのだろう。どこの男が、好きこのんで複数の嫁を持つというのだろう。あんなにこわくておそろしいものは、一人でじゅうぶんだろうに。
Posted by
〈再登録〉人気作家の日常を描いた日記かと思いきや、「小生」なる一人称が語る虚構と現実が入り混じった不思議な作品でした。乙一氏本人による注記も面白かった。
Posted by
才能がある人ってのは、何書いても面白いんだなー。笑える日記だなぁ…と思ってたら、所々まるごと妄想だったり(笑)斬新な日記です!発想がね、やっぱ私みたいな凡人とは違うんだなー、と変に感心してしまいました。
Posted by
乙一さんのブログをまとめたもの。なんてことない日常を書いているのですが、時々、フィクションが混ざる感じとマンガ喫茶や映画で観たもの読んだものの世界に飛び立つことがあるものみたいで、空想の世界に入り込むこともあるようです。乙一さんという不思議なキャラクターを知ることができますし、乙...
乙一さんのブログをまとめたもの。なんてことない日常を書いているのですが、時々、フィクションが混ざる感じとマンガ喫茶や映画で観たもの読んだものの世界に飛び立つことがあるものみたいで、空想の世界に入り込むこともあるようです。乙一さんという不思議なキャラクターを知ることができますし、乙一さんの本名も出てたりとかしていて通勤でも一気に読める面白い本でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ウェブ掲載の虚構日記。乙一らしくネガティブと幻想とブラックユーモアがふんだんに盛り込まれており、頭の中を空っぽにしてクスッと笑える作品だ。 どこまで「小生」と作者のアイデンティティはリンクしているのか、風変わりな読み応えがある。 夢現パートをページの濃淡で表現しているのは、粋な計らい。
Posted by
はーん。 バカリズムの架空OL日記みたいなやつだった。 でも架空OL日記の方が面白い。 小生日記の方が先なんだろうけど既視感。 うーん…乙一は小説の方が好きかな。 トルコ旅行記も借りちゃった。美味しい焼きそばについて書いてあるといいな笑 ところで、このあと本当に本名で本出し...
はーん。 バカリズムの架空OL日記みたいなやつだった。 でも架空OL日記の方が面白い。 小生日記の方が先なんだろうけど既視感。 うーん…乙一は小説の方が好きかな。 トルコ旅行記も借りちゃった。美味しい焼きそばについて書いてあるといいな笑 ところで、このあと本当に本名で本出してる? 恥ずかしながら小生、存じ上げない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日記だけど、どこまでが現実でどこまでが虚構なのか。でも全てが嘘で全てが本当なのだろう。何を言っているんだろうか?でもまぁ嫌いではないです。好きかと言われるとまだ分からない。
Posted by
乙一もとい別名義の方の作品をいくつか読んで彼の世界観にさらに耽溺したい人にはおすすめできる。「小生、なっとく。」のフレーズは可愛らしさがあってお気に入り。
Posted by
虚実入り混じった日記とのことで単純に面白かった。作家になるような人は何処かいつも虚実入り混じった日常を過ごしているんだろうか。
Posted by
現実と虚言が混ざってるのが面白い。 乙一さんが、書籍化するの恥ずかしがるのが可愛い。 人の日記見ることは普段ない私からすると、 私も日記書く時は自由でいいんだって日記のハードルが下がった気がした。 伝えたいメッセージとは違うだろうけど笑
Posted by