十津川警部 湘南アイデンティティ の商品レビュー

西村京太郎【著】

2013/10/31

十津川警部はほとんど出番なし。

一人の女と契約して楽しい時間を過ごす5人のエリートたち。
女の目的は？ということなのだが、このプロットがおもしろかった。

目的自体は割と予想がついたが、
物語の主軸を女と5人の男たちにほぼ絞っているのことが良かった。

2013/02/16

設定の面白さに魅かれた。
週に一度セックス抜きでマンションで一夜を過ごしてほしいと謎の美女から持ちかけられ、月曜から金曜までそれぞれ契約を結ぶ5人のエリート男性たち。彼女の真意は何か。
動機は想像つくが、読みやすく面白かった。
(図書館)

2011/04/23

出だしからして、興味をそそられる内容。。
３０代独身エリートに持ちかけた奇妙な、、美味しい契約。。
男達は、、怪しみながらも契約する。。
金持ちの男は、Ｈなしで１０万。。そんな契約ＯＫするのかな？（笑）
結局、、どんな男も、、男は男ってことか。。（笑）
で、、彼女の目的は何なんだろう。。
後半までわからなかった。。
目的がわかってからは、一気に終盤に進む。
十津川シリーズとしては珍しい作品だった。。
マンネリ化しつつあったシリーズの中で、久しぶりに先を急いだ小説だった。

2009/10/04

2007.3.1　初版1刷　￥800
湘南に女がひとり。男はそれが我慢できない。
湘南に住み湘南ライナーで通勤する三十代、独身エリートの五人の男達のまえにあらわれた、ふるいつきたくなるような美女。彼女の口から奇妙な申し出が、、、、。週に一度、彼女のマンションでともに一夜を過ごして欲しい、という。ただし、セックスぬきの関係。五人の男達がそれぞれ月曜日から金曜日まで“一夜同棲契約”を結ぶ。男達は女の意図をはかりかねながらも、その魅力の虜となってゆく。待つのは、禁断の蜜のるつぼか、はたまた逃れられない蟻地獄か、、、、。セックス抜きのやりとりに耐えかねた男達は共謀して彼女を襲う計画を立て始める。なんの不足もない社会生活を営んできたエリートたちの周辺に波風が立ち始める。まるで、穏やかな湘南の海が様相を変え牙をむきはじめたかのように。男達の一人の周辺で殺人事件が起こり、男達の間に反目、諍いが起きる。殺人捜査に乗り出した十津川警部も頭をひねった謎の女の狙いとは、・・・・。西村ミステリー四〇〇冊の金字塔後の新境地。結末には、驚愕のどんでん返しが・・・・。