ラストワンマイル の商品レビュー
めっちゃ面白かった! 株やってるから株系の話出てきたらほんまアドレナリン出る(笑) やっぱりやったことは自分に返ってくるのね〜肝に銘じよ!
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逆転の発想で新しいビジネスを立ちあげ、ライバルを潰す、という読後爽やかな経済小説。 人間関係のいざこざがなく、ビジネスに徹しているのであっさり読めた。 まずは、機械ができることやルーティンワークをこなすだけでは仕事が出来るとは到底言えないのだなぁ、と再実感… 頭を使わねば。知恵...
逆転の発想で新しいビジネスを立ちあげ、ライバルを潰す、という読後爽やかな経済小説。 人間関係のいざこざがなく、ビジネスに徹しているのであっさり読めた。 まずは、機械ができることやルーティンワークをこなすだけでは仕事が出来るとは到底言えないのだなぁ、と再実感… 頭を使わねば。知恵を絞り出したり新しいことを創り出さねば。 安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む。 新しいビジネスを考えあげ、上司を説得したり商談を持ちかける過程が細かく描写されていて面白かった。ビジネスに身を置かない私でも十分内容を理解でき、事の重大さに身の縮む思いが伝ってきた。
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2006年発刊。 商流の一番最後(=ラストワンマイル)を担う運送会社と買収で急成長するIT企業とのせめぎ合いを描いたビジネス小説。 読めばすぐ分かりますが、実際に想像できる企業、出来事がモデルとなっている作品です。 内容はフィクションですが、現実世界のパラレルワールドというか、...
2006年発刊。 商流の一番最後(=ラストワンマイル)を担う運送会社と買収で急成長するIT企業とのせめぎ合いを描いたビジネス小説。 読めばすぐ分かりますが、実際に想像できる企業、出来事がモデルとなっている作品です。 内容はフィクションですが、現実世界のパラレルワールドというか、実際に起こってもおかしくはなかったようなストーリーですね。 それ故に、想像しやすく読みやすかったです。 小説の形態は、今、旬の池井戸潤さんのような感じかな。 ただ、小さくまとまっているというか、先が読める展開なのは、少し残念でした。 「現実は小説より奇なり」という言葉を信じるなら、もっと奇想天外でも面白かったのかなとも思います。 その代わりというわけではないのでしょうが、ビジネスを生み出していく部分は興味深い内容でした。 特に、対企業戦略が面白い。それぞれの会社が、どのように戦略を考えて、ビジネスを進めているのか。 仮説、先の読み合い、といった部分は、実際にも経営者が常に考えていること。そういう意味では、経営者が何を考えてビジネスしているのかが、よく分かる小説だと思います。 本作は物流業が、大きな可能性を秘めていることを示唆しているわけですが、今、現在も実際にその通りに推移しています。 楽天は自社で物流を握ろうとして失敗?しました。アマゾンも自社物流ではなく、パートナーシップを強化する施策を打ち出して、今のところはヤマトが大手のラストワンマイルを握っている状況です。 が、ヨドバシが即日配送を売りにするなど、自社で物流を握る会社も出てきていますし、この先、どうなっていくのか注目ですね。
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長編で読みごたえがあるが、つい引き込まれて一気に読んでしまった。 綿密な取材でフィクションとは思えない臨場感がある。 久々に大きな満足が得られたビジネス小説だ。
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消費者が商品を手にするまで、また,多くの取引先が折衝を要する事業において、最も重要な部分は「ラストワンマイル」ということです。 現在でこそ,インターネットを使っての商売のラストワンマイルは搬送業者が担っており,その重要性は広く認識されていますが、ネットショッピング興隆以前は,搬...
消費者が商品を手にするまで、また,多くの取引先が折衝を要する事業において、最も重要な部分は「ラストワンマイル」ということです。 現在でこそ,インターネットを使っての商売のラストワンマイルは搬送業者が担っており,その重要性は広く認識されていますが、ネットショッピング興隆以前は,搬送業者は軽視され,一業者に過ぎない立場であったのでしょう。搬送を中心としたビジネスモデルの構築と共にITバブルも減速していった時期に重なることに気づきました。 資本主義社会では、ものごとの誤差に早く気づいた者に富が集まるということですが、それは時間と共に次第と淘汰されていくということを本書からも学ぶことができました。 郵政民営化、楽天とTBS、ヤマト運輸がモデルかと思われますが、ほんの数年前のことではあってもインターネットビジネスや株式市場について古典のような出来事の感覚を覚えるのは、余りに時代の流れが早いからなのでしょうか。
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business iに連載されていたビジネス小説。新聞小説特有の失踪感であっという間に読破しました。高杉良が現代のねたで書いたらこんな感じなのでしょうね。モデルがヤマト運輸、日本郵政、楽天、TBSと非常に分かりやすい設定だったので実話でないとわかっていてもそこそこ楽しんで読むこと...
business iに連載されていたビジネス小説。新聞小説特有の失踪感であっという間に読破しました。高杉良が現代のねたで書いたらこんな感じなのでしょうね。モデルがヤマト運輸、日本郵政、楽天、TBSと非常に分かりやすい設定だったので実話でないとわかっていてもそこそこ楽しんで読むことができました。ITというかeコマースの知識があれば解説は読み飛ばせるので、その点でも自分的には肌に合いました。ただ、著者としては旧来の日本企業の枠を生かして成長の機会を求めることを訴求したかったのか、ネットベンチャーの可能性をより肯定したかったの か、そのあたりに明確さが感じられませんでした。どちらかというと前者のような流れに感じましたが、あえてそこは明確にしなかったのかもしれませんね。小説と割り切れば、普通に楽しめます。
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取引先が減っていく暁星運輸で、営業課長の横沢はインターネットを利用した新たなビジネスを考案する。 初めての楡周平というか経済小説自体あんま食指が動かないタチだったんですが、これは面白かった。一気読みです。ぱっと見で薄めの本選んで、それでも350ページ越えだったんだけど、意外でした...
取引先が減っていく暁星運輸で、営業課長の横沢はインターネットを利用した新たなビジネスを考案する。 初めての楡周平というか経済小説自体あんま食指が動かないタチだったんですが、これは面白かった。一気読みです。ぱっと見で薄めの本選んで、それでも350ページ越えだったんだけど、意外でした。 民間企業の命がけの挑戦って、プロジェクトXみたいでハラハラします。
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急成長を続けるIT企業と低迷していた物流会社による戦い。 時代の最先端をいき、多くの企業を買収して勢力を大きくするIT企業に対し、価格勝負しかできない物流会社が知恵を振り絞り、IT企業に挑んでいく姿は、今の自分にはないモノがあると感じた。 一番強い力を有するのは、ビジネスの最...
急成長を続けるIT企業と低迷していた物流会社による戦い。 時代の最先端をいき、多くの企業を買収して勢力を大きくするIT企業に対し、価格勝負しかできない物流会社が知恵を振り絞り、IT企業に挑んでいく姿は、今の自分にはないモノがあると感じた。 一番強い力を有するのは、ビジネスの最下流にいる企業という視点に気づかせてもらった。 印象に残った言葉は「苦悩と緊張が情熱をうむ」という言葉。 自分が何も苦労してない時に、この言葉を思い出したい。 そして困難な時に知恵を振り絞り、そして案を現実化させる力を培っていきたい。 テンポある内容なので読みやすく、刺激的で面白かった、
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※このレビューにはネタバレを含みます
長島輪中図書館---県立図書館。 これも物流界を描く。TV・ネットショピング・運輸の融合。 「フジサンケイビジネスアイ」2005.11.7号~2006.7.20号に連載を加筆・修正。
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