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山の郵便配達 の商品レビュー

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六篇の短編集

本書は、日本では映画版で話題になり、原書の翻訳がかなった。彭見明著、大木康訳、はらだたけひで挿画。 「山の郵便配達(原題「那山 那人 那狗」)」「沢国」「南を避ける」「過ぎし日は語らず」「愛情」「振り返って見れば」の六篇に、文庫版あとがき付。 いずれも秀逸な短編作品で、個人的...

本書は、日本では映画版で話題になり、原書の翻訳がかなった。彭見明著、大木康訳、はらだたけひで挿画。 「山の郵便配達(原題「那山 那人 那狗」)」「沢国」「南を避ける」「過ぎし日は語らず」「愛情」「振り返って見れば」の六篇に、文庫版あとがき付。 いずれも秀逸な短編作品で、個人的には「沢国」が気に入り、再読しました。すべておすすめです。

聖熟女☆ミ

2021/05/02

映画を先に見ました。市井の人々のたゆまぬ努力があって、同じような市井の人々の暮らしが守られているのだと感じられた。白紙の手紙を読むシーンには、それをいままで続けてきた父親の温かな気持ちが感じられる。そして大変な道のりとわかりながらも、この仕事を継ぐ息子の静かな決意にも。

Posted byブクログ