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バカとは何か の商品レビュー

2.8

22件のお客様レビュー

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2020/06/22

うーん、微妙。バカ論自体はおもしろい。けれど、本の中で具体的な人物名を挙げた批判が多すぎて、せっかくの中身に集中できない。バカの味方の体で話をしているが、その実最もバカを見下している印象がある。今の時代ならSNSで発信するような個人的な意見が多いのは、14年前の本だから仕方ないの...

うーん、微妙。バカ論自体はおもしろい。けれど、本の中で具体的な人物名を挙げた批判が多すぎて、せっかくの中身に集中できない。バカの味方の体で話をしているが、その実最もバカを見下している印象がある。今の時代ならSNSで発信するような個人的な意見が多いのは、14年前の本だから仕方ないのかなぁ。

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2018/02/12

本書における「バカ」には多くの種類が含まれ、しかも「バカ」と「リコウ」とのあいだにはさまざまな中間段階があると考えられています。ちょっとあいまいにも見えるのですが、著者からすれば、一つの観点からしか「バカ」をとらえることのできない一面性こそが「バカ」であり、あるいは、バカでなけれ...

本書における「バカ」には多くの種類が含まれ、しかも「バカ」と「リコウ」とのあいだにはさまざまな中間段階があると考えられています。ちょっとあいまいにも見えるのですが、著者からすれば、一つの観点からしか「バカ」をとらえることのできない一面性こそが「バカ」であり、あるいは、バカでなければリコウ、リコウでなければバカ、という二分割思考をふりまわすことが「バカ」である、ということになるのでしょう。 ひとはそれぞれ、得意なこと、不得意なことをもっており、そうしたみずからの特性を見極めてそれを良い方向へと導いていけるひとが、著者の考える「リコウ」なひとといってよいように思います。 おおよそ以上のような観点から、認知科学や精神医学などの知見を利用して、自分自身をモニタリングしてより望ましい行動へと自分を導いていくことをすすめるという、これまで著者がいくつかの本で述べてきたのと同じような内容がくり返されます。「バカ」という切り口から論じることで、これまでよりも議論がクリアになったという印象もありません。著者の本をいくつか読んで、メタ認知や行動療法などについての考え方を知っているひとにとってはまったく読む必要がない本だといいきってよいのではないかと思います。

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2017/01/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

第5章、6章が面白い。単純な思考はNG、例えば、二分割思考・白黒思考の除去が必要な一方、複眼思考が推奨される。複眼思考の一方法としては、あらゆる問題に対して三つの理由付けをすること。なお、テレビコメンテーターと文系優秀者との親和性と、テレビによるポピュリズム拡大、ワンフレーズポリテックスの関連性は森博嗣氏と同様の問題意識か。とはいえ、本書の内容で、購入する必要があるかは……。

Posted byブクログ

2016/03/02

視点や考え方が狭小なことを「バカ」と定義し、「改善できるのに放置されている」のを要件としているから、差別的な意味合いはない。過去の著書への批判をこの本の中で反論してるの、エアリプ合戦みたいな感じがあるなぁ。

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2015/01/13

 和田先生によるバカリスト集。Mっ気があるからか、結構すんなりと読んでしまった。ここに挙げられることを全て避けようとする(馬鹿から避けようとする)人なんかいるんだろうか?とか思いつつも、あ、俺はバカ(=アホ)じゃと連打を食らう。  読後の疲労がすごかった。唯一「自分がいやだとわか...

 和田先生によるバカリスト集。Mっ気があるからか、結構すんなりと読んでしまった。ここに挙げられることを全て避けようとする(馬鹿から避けようとする)人なんかいるんだろうか?とか思いつつも、あ、俺はバカ(=アホ)じゃと連打を食らう。  読後の疲労がすごかった。唯一「自分がいやだとわかっている、自覚できているバカを治そうとしないことこそバカ」という指摘は記憶しておこう。

Posted byブクログ

2013/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書レポート:バカとは何か 和田秀樹 著(幻冬舎新書) | デジたろうとピアノ http://digitaropiano.luna.ddns.vc/digitaropiano/?p=4082

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2013/07/29

随分なタイトルではあるが、中身は認知心理学から考察した真面目な?一冊。 問題解決力、問題発見力。 十分条件、必要条件。 確かに日本人はインプットは得意でもアウトプットは苦手な人が多いのは事実。 本書の語り口にかなりの抵抗を覚える人も少なくないだろうと思うが、中々、反面教師と...

随分なタイトルではあるが、中身は認知心理学から考察した真面目な?一冊。 問題解決力、問題発見力。 十分条件、必要条件。 確かに日本人はインプットは得意でもアウトプットは苦手な人が多いのは事実。 本書の語り口にかなりの抵抗を覚える人も少なくないだろうと思うが、中々、反面教師として使える部分はある。

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2013/07/07

暇つぶし程度に読めるが、他に読みたい本を読む方がいいと思った。しかし、敵を作りやすい性格の方はこの本を読むと良いと思った。

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2012/08/17

時々、現れる癖のある言葉に引っかかりつつも、とりあえず最後まで読みました。考え方の偏りと、その偏りを治すことができるにもかかわらず、何もせずに悪化させることがバカであるとのこと。 書かれている内容は、納得できるが、書き方が自分には合わなかった。

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2012/01/01

根本的には間違っていないと思いますが、どうもややこしい。本質的な議論ってそんなものなのかもしれません。

Posted byブクログ