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身体技法と社会学的認識 の商品レビュー

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2013/07/14

身体と実践と学習というテーマにおいて、やはり必読の文献であるはず、ということでついに読んだ。「相互身体的判断」がある技を当事者が有効であると認める必要条件としてしまうならば、これは間主観性を鍵とする現象学的な実践論とどのように異なるのだろうか。この辺をこれからまた整理して行かなけ...

身体と実践と学習というテーマにおいて、やはり必読の文献であるはず、ということでついに読んだ。「相互身体的判断」がある技を当事者が有効であると認める必要条件としてしまうならば、これは間主観性を鍵とする現象学的な実践論とどのように異なるのだろうか。この辺をこれからまた整理して行かなければならない。そして、やはりこの論稿で注意しなければならないのは、なぜその技を獲得しかに力点が置かれ、なぜそれが獲得できないかについての省察があまりないことだろうか。有効であるという判断がなされるまでにどのような失敗がなされ、その失敗がいかにしてわざを繰り出す対象との間の関係性を再構築するかにもっと着目しても良いのかも知れない。と思ったり思わなかったり。

Posted byブクログ