装丁物語 の商品レビュー
バーコードのことで苦労されていたんですね。でもバーコードという規格も、いずれ使わなくなっちゃうんじゃないかな。
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終始穏やかな語り口で仕事としての、そして文化としての装丁につき思いつく限りのことを語った本。一貫して穏やかなのに、新書版で追補された最終章「バーコードについて」で一転、烈火のごとき怒りを顕にするのが衝撃的なまでに印象的。本来のデザイナーはこうなんだろう。文化の担い手としての矜恃を...
終始穏やかな語り口で仕事としての、そして文化としての装丁につき思いつく限りのことを語った本。一貫して穏やかなのに、新書版で追補された最終章「バーコードについて」で一転、烈火のごとき怒りを顕にするのが衝撃的なまでに印象的。本来のデザイナーはこうなんだろう。文化の担い手としての矜恃を盾に戦い続けるものなんだろう。惚れる。
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和田さんが装丁の仕事をしているのは知っていましたが、こんなにたくさんの仕事をしているとは思いもよらず、少々驚きました。 読んだことのある本が登場し、あ、これ和田さんの装丁だったんだ、と思うこともたびたびでした。 これからは本を読むたび、装丁した人の名前も確認しようと思います。
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画材・素材から印刷までこまごまとしたこと、特定の作家やシリーズでの工夫など、和田さんのこれまでてがけた例をふんだんにあげながらの苦労話や自慢話。 「バーコード」(この本が書かれた15年前はまだ移行期だった)についての安易な妥協をせずに信念をとおすところは和田さんらしい潔癖さで、よ...
画材・素材から印刷までこまごまとしたこと、特定の作家やシリーズでの工夫など、和田さんのこれまでてがけた例をふんだんにあげながらの苦労話や自慢話。 「バーコード」(この本が書かれた15年前はまだ移行期だった)についての安易な妥協をせずに信念をとおすところは和田さんらしい潔癖さで、よくみたら、おなじ白水uブックスでも他の本はカバーのうしろに刷られているのが、このところ続けて読んできた和田さんのシリーズに限っては、イラストがあって、バーコードは帯に刷られている。やっぱりしゃれててうつくしい。でもこれだって担当の編集者さんと相当な苦労の末に実現したのだろうなぁ、と改めて感心する。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最後の章はバーコード問題。カバー全体をカンバスと捉えるならば、二段のバーコードは目障り。これを事前の相談もなしに便利だからと導入されたことに著者は抗議を唱え続ける。
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今更言うまでもなく、僕は本が大好きです。本というのは内容だけでなく、表紙やカバー、紙質から何から何まで全てあっての本なんですね。装丁家でありイラストレーターである著者が自身の仕事について語るこの本を読んで、しみじみそのことを感じました。装丁家としての自信と責任、拘りと思い入れ、楽...
今更言うまでもなく、僕は本が大好きです。本というのは内容だけでなく、表紙やカバー、紙質から何から何まで全てあっての本なんですね。装丁家でありイラストレーターである著者が自身の仕事について語るこの本を読んで、しみじみそのことを感じました。装丁家としての自信と責任、拘りと思い入れ、楽しさと苦しさ、などなど全てが詰まっており興味深く読みました。
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イラストレーターでもあり『星新一』や『つかこうへい』氏なども装丁も手掛けてきた筆者が、デザインから容姿に至るまで、本の装丁に関することを語った一冊。 私はよほどでない限り本は借りて読んでいます。一般小説の棚から毎回迷いながら選んでいたのですが、なんだか沢山の出会いを逃がしてい...
イラストレーターでもあり『星新一』や『つかこうへい』氏なども装丁も手掛けてきた筆者が、デザインから容姿に至るまで、本の装丁に関することを語った一冊。 私はよほどでない限り本は借りて読んでいます。一般小説の棚から毎回迷いながら選んでいたのですが、なんだか沢山の出会いを逃がしているような気がして・・ で、昨年からジャンルも問わず、全ての棚を順に見ることにしました。それこそエッセーからハウツー本まで。こうなると全ての本に目を向けれると思うので、今まで迷っては戻していたようなものも気になったらとりあえず気軽に借りれるようになりました。 選ぶときの基準となるのは、やはりタイトル。そして、装丁も大きな要素の一つです。そんなわけで『装丁』のタイトルが引っ掛かりました。 特にこの方の装丁が気に入っていたという訳ではないもですが、非常に勉強になりました。装丁ってデザインするだけではなく、紙から何から色々なことを手掛けるんですね。今やほとんどの本にかかっているカバーとの関係とかも、あえて逆手にとって外した時に見えるデザインとか。本の綴じしろのところについている布が『花ぎれ』ということも初めて知りました、というかその存在を意識したのが初めてですが。 借りる派の難点が一つ。カバーが張り付けてあるので、はずして表紙を見ることができない。通常は同じなんだろうけど、仕掛けがある場合もあるので、それはちと残念。
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和田さんといえばたくさんの本にイラストを描いていらっしゃる私の好きなイラストレーターの1人。そんな和田さんの装丁物語だなんて、読まずにはいられないです。
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和田誠ってイラストレーターだとばかり思っていたけど、装丁もしていた。しかも、どっぷりと。それを知らなかったことを申し訳なく思わせるような内容。仕事ひとつ、ひとつの丁寧さが伝わってくる。今まで気づかなかったけど、「これも和田さん!?」っというのが何冊もあった。これを読んだあとはやっ...
和田誠ってイラストレーターだとばかり思っていたけど、装丁もしていた。しかも、どっぷりと。それを知らなかったことを申し訳なく思わせるような内容。仕事ひとつ、ひとつの丁寧さが伝わってくる。今まで気づかなかったけど、「これも和田さん!?」っというのが何冊もあった。これを読んだあとはやっぱり他の本の装丁も気になるところ。本の装丁って本当に重要なものだと実感させられた。
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著者が今まで携わった装丁についていろいろと書き綴ったエッセイ。主に自分の作品の背景を語っているが、装丁とはどうあるべきか、またバーコード問題などについても触れられている。
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