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凹村戦争 の商品レビュー

3.6

26件のお客様レビュー

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2010/04/20

何だか衝撃的。 自分にとってこの村が全世界 それを受け入れて    受け入れられなくて    飛び出して結局あきらめて 「ヒーロー気取ってみる?  どうでもいいけど」 そんな作品 青春だ。 表情がうまい。

Posted byブクログ

2010/04/01

SF少年だった。 でもその頃はライトノベルなんてなかった。出版される本の数だって、そもそも情報源もなかった。 ついでに言うとインターネットもなかった。 今十代のガキだったら、二次創作でもするんだろうか。いやもっとほかのことで忙しいのかも。 まあそんなわけで、何回りも年月が回って、...

SF少年だった。 でもその頃はライトノベルなんてなかった。出版される本の数だって、そもそも情報源もなかった。 ついでに言うとインターネットもなかった。 今十代のガキだったら、二次創作でもするんだろうか。いやもっとほかのことで忙しいのかも。 まあそんなわけで、何回りも年月が回って、 星新一さんもいなくなり、小松左京賞も消え、栗本薫氏は「グイン・サーガ」を書き残したまま逝ってしまった。 誰しもが自分の(人生の)着地点を知っているわけではない。 あれだけ心酔した平井和正氏にしたって、今熱心なフォロワーであるわけではない。 少年「ウルフガイ」の結末も実は読んではいない。青鹿晶子先生のえろい姿を見るのは、ヤングチャンピオンのマンガの中でだ。 でもそれにしても、現代においてもウルフガイの血が脈々と受け継がれているというわけだ。それはそれですごいことだ。 でも、あの時代、成熟しかけた日本のSFについて、乏しい情報源をもとに語り合った、あの岡山のサイキンシャ(字がわからないがそういう本屋が商店街にあった)や紀伊国屋の光景は今でもありありと思い出せる。 そして、先日ふと本屋で手に取って、ハヤカワSF文庫なんざを購入に至ったのは、 なんか思うところがあったのかもしれないな、と、無意識下の自分に問うてみたりもしたのだが。 ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1)早川書房 凹村戦争 (ハヤカワ文庫 JA ニ 2-1) 西島大介 “ゼロ年代SF”とは、2000年代になってSFプロパーに姿を見せた作家/作品を総称する名称である (SFマガジンの塩澤編集長により、“リアル・フィクション”というキャッチフレーズで呼ばれていたこともある)。 ・・とのことだ。なるほど。 オーソン・ウエルズ、HG・ウエルズ『宇宙戦争』、キューブリックの『2001年宇宙の旅』 カーペンター『遊星からの物体X』、スペース・インベーダー、ナゴヤ撃ち、カート・ラッセル、 『プリズナーNo6』、『ロッキー』、『ランボー』のスタローン、確かに原題は『たった一人の軍隊』だった。 おー懐かし『爆裂都市』、『未知との遭遇』、岡崎京子『リバーズ・エッジ』、村で唯一文化的なレンタルショップ・タツヤ。 いろんなノスタルジーで作り上げた閉塞感に満ちた別の可能性。 どこにも行けない自分とどこにでも行ける自分が同時に存在している水槽の中。

Posted byブクログ

2009/12/07

凹村に戦争はなかった。戦争するほどまともじゃなかったというか、この村はものすごくテキトーにできているのだと思う。 (12 凹村戦争 The War of the Worlds)

Posted byブクログ

2009/10/31

何も起こらないスーパーフラットな日常から勝手に逃げろ、たたかえ、人生。相変わらず世界はくだらないしテキトーだし。どうせなら最高に楽しいこと。もうどうでもいいやって笑えるぐらい滅茶苦茶にデタラメにふざけて。

Posted byブクログ

2009/10/04

この絵みたことないですか? 雑誌や書籍でイラストなどの仕事もしている作者の名作です! 行き場のないもやもやした気持ちを爆発させろ!!

Posted byブクログ

2009/10/04

箱庭規模のSF。青春ものと言うにはあまりにも希望がない青春もの。吐気がするほど腐った人間しか出てきません。先の見えない閉塞感を胸いっぱいに吸い込めるマンガです。

Posted byブクログ

2009/10/04

●全1巻●携帯の電波も届かない、新聞は半月遅れ、半隔離された凹村。ここで、高校受験を控えた凹沢が主人公。「この平和な村がどうかなっちゃえばいい」それは小さな願望。凹村の上空を飛来する謎の物体「X」。ゆるい感じで、絵柄もおだやか。しかしながら驚くべき話の展開を持つSFマンガ。htt...

●全1巻●携帯の電波も届かない、新聞は半月遅れ、半隔離された凹村。ここで、高校受験を控えた凹沢が主人公。「この平和な村がどうかなっちゃえばいい」それは小さな願望。凹村の上空を飛来する謎の物体「X」。ゆるい感じで、絵柄もおだやか。しかしながら驚くべき話の展開を持つSFマンガ。http://blog.livedoor.jp/yuzuki6/?blog_id=1811041

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2009/10/04

四方を高い山に囲まれた山間の村、凹村。携帯電話もラジオの電波も 届かない隔離されたこの小さな場所で、僕は生きている。世界の崩壊 を待ち望みながら…。

Posted byブクログ

2009/10/04

「宇宙戦争」のオーソンウェールズを文字ったタイトル。内容。 でも西島大介なので、ファンタジーでメランコリーなSFに仕上がる。 西島大介の描く、目がいい。笑っているような、怒っているような、バカにしているような、泣いているような。

Posted byブクログ

2009/10/04

『最悪で無茶苦茶で容赦のない世界に対抗する唯一の方法。最高に無茶苦茶に容赦なくやること。(本書あとがきより)』 読むたびに、馬鹿でいられるうちに馬鹿でいようと思った中学時代を思い出します。

Posted byブクログ