あなたにもできる悪いこと の商品レビュー
口先八丁で恐喝紛いの小金稼ぎをしている主人公とその相棒をめぐる話。平さんの従来作とは雰囲気も違う。読み物として読んだが、あまり好きではない。
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口先一つで何でも売りつけるセールスマン『檜垣』。雇われた初日に、高校の同級生である社長が逃げ、無愛想な秘書の女からセクハラの慰謝料取立ての仕事を持ちかけられる。 口のうまさが取り柄の男と、美人とは言い難いおそろしく無愛想な女が組んで恐喝まがいの取り立てをする。金額も数十万だし...
口先一つで何でも売りつけるセールスマン『檜垣』。雇われた初日に、高校の同級生である社長が逃げ、無愛想な秘書の女からセクハラの慰謝料取立ての仕事を持ちかけられる。 口のうまさが取り柄の男と、美人とは言い難いおそろしく無愛想な女が組んで恐喝まがいの取り立てをする。金額も数十万だし相手に強烈なダメージを与えるわけでもないので、爽快感は乏しいけれど、身の丈を守っているから上手くいくんだろうなという感じ。さらにはゆすられた相手が、今度は仕事を持ちかけてきたりするところが面白かった。
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面白かった。 里奈と桧垣はいいコンビ 最初は物足りない感じでしたが、読み進めていくうちに、桧垣の小悪党ぶりが面白くなってきた。
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人間は幸福を求める。だから、いつまでたっても、どこまでいっても、不幸なのだ。そして、不幸を手っ取り早く埋めるのは消費だ。・・・彼らの心にあいた穴に手を突っ込んで揺さぶるのが、檜垣は面白くて仕方ない。 そうして多くはない金額を詐取してきた。 多くを望んだら失敗する。 ちょっと魅...
人間は幸福を求める。だから、いつまでたっても、どこまでいっても、不幸なのだ。そして、不幸を手っ取り早く埋めるのは消費だ。・・・彼らの心にあいた穴に手を突っ込んで揺さぶるのが、檜垣は面白くて仕方ない。 そうして多くはない金額を詐取してきた。 多くを望んだら失敗する。 ちょっと魅力的な小悪党かな。
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こんな口のうまい営業が家にやってきたら うーむ、面倒で要らぬものを契約してしまいそう。 危ない・危ない。 騙すほうから見たらこんな感じなのか と体験できないことを体験したかのように感じられるのが読書の楽しみだったなと感じる内容。
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逮捕されない程度の脅しや詐欺で生きる檜垣。大金を掴もうとするから失敗して痛い目に遭う。小金で満足すればいい。もうけ話の誘惑を退け、檜垣はそうした哲学を貫き続けることができるのか。 平作品の中では、少し黒いところのある作品で、平らしい伸びやかさ爽やかさに欠ける。
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短編6作品。 口先だけで軽く人生を送っている主人公が、小さな脅迫やらで小金を巻き上げていく。 大金をせしめるようなことは結局やらない。うまく生き延びていくのがポリシーみたいなお話。
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欲張りの袖の下を通るポケットマネーを少し頂く、檜垣と里奈のゲームマネー。 これが、回を重ねるごとにハマる面白さ。 口先三寸で外見も整っている檜垣と、カエル面の暗い里奈のコンビが、強欲な金の亡者との駆け引きでどう動くか。 財産を巡りいがみ合う家族。 不倫と公費着服の事実陰謀したい教...
欲張りの袖の下を通るポケットマネーを少し頂く、檜垣と里奈のゲームマネー。 これが、回を重ねるごとにハマる面白さ。 口先三寸で外見も整っている檜垣と、カエル面の暗い里奈のコンビが、強欲な金の亡者との駆け引きでどう動くか。 財産を巡りいがみ合う家族。 不倫と公費着服の事実陰謀したい教師など。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自己中心性、欲望、格好悪さ、醜さ。そういったものがつまった物語だと思った。 「自分は悪くない」「自分はなんて不幸なんだ」「他人は愚かだ」「自分は賢い」・・ありとあらゆるエゴが集まって、でも世間体に縛られ、逆襲をおそれ、結局動けない。 読んでいて、うっすらとした不快感が常につきまとう本だった。
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コツコツ地道にカツアゲ、、、。 コレが2人の(?)ポリシー♪って(笑) 「まぁ、次から次へとカツアゲのネタが沸いてくるなぁ(笑)」って思いながら一気に読み終われる1冊。 めっちゃ読みやすかったよ。
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