世界遺産 いま明らかになる7つの謎 の商品レビュー
世界遺産についてNHKの取材班が記した一冊。 様々な世界遺産について、従来より深く知ることができた。
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おれもほぼ毎週観ているNHKの「探検ロマン世界遺産」で放映された世界遺産の中から24箇所を選んで、各ディレクターが10ページ弱で遺産の紹介、歴史的背景やそこに生きる人々の声、姿を描いたエッセイ集。 24のうち半数以上はテレビで観たことがあったので、本を読みながらテレビで観た映像...
おれもほぼ毎週観ているNHKの「探検ロマン世界遺産」で放映された世界遺産の中から24箇所を選んで、各ディレクターが10ページ弱で遺産の紹介、歴史的背景やそこに生きる人々の声、姿を描いたエッセイ集。 24のうち半数以上はテレビで観たことがあったので、本を読みながらテレビで観た映像が思い浮かんでくる。「誰が何のために」をキーワードにして、各世界遺産にまつわる「謎」を解き明かしていくものだが、決して教科書的な記述ではなく、取材の中で明らかにされた人々の様子などから生き生きと描かれている。つまり、「謎」よりも、今そこに生きる人々がこの本の主人公であるような気がする。なので、本の帯に書いてある世界遺産の「トリビア」のような知識が得られるとか、「美女、秘宝…」のようなミステリアスな雰囲気を楽しむとか、そのような本ではないと思う。 個人的には特に中国の故宮やエジプトのカイロ、イギリスのウェストミンスター宮殿、オーストリアのシェーンブルン宮殿などが印象的だった。
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