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さよなら、スナフキン の商品レビュー

3.3

31件のお客様レビュー

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2009/10/04

内容(「BOOK」データベースより) 決して美人じゃない、大学も二つ目、トシでいえば三浪も同然のオンナ・大瀬崎亜紀。 いつだって一生懸命で、妥協がないのはいいけれど、ちょっぴりおバカで自信もない。 そんな彼女が恋をした。 バイト先の編集プロダクションでシャチョーに見込まれちゃった...

内容(「BOOK」データベースより) 決して美人じゃない、大学も二つ目、トシでいえば三浪も同然のオンナ・大瀬崎亜紀。 いつだって一生懸命で、妥協がないのはいいけれど、ちょっぴりおバカで自信もない。 そんな彼女が恋をした。 バイト先の編集プロダクションでシャチョーに見込まれちゃったのだ。 必要とされたい一心で、ひたすら仕事に励む大瀬崎亜紀。 でも、その先は・・・? 人一倍純情で不器用な女子学生の仕事と恋の奮闘記。 ↑上の紹介文はなんだ!? こんなコバルト文庫的な内容では決してないです。 大体、あとがきが角田光代さんだもんなぁ〜w 主人公の大瀬崎(決して「亜紀」と名前のほうで呼ばれないキャラ)は、 ナガティブ過ぎて愉快なヤツ。 大瀬崎の頭ん中ではグルリグルリと考えが回っていても、他から見るとすっとこどっこいな変なヤツ そんな大瀬崎は、初めて手に入れた自分の居場所が嬉しくて、 闇雲に頑張ってみたりする。 まあ、とにかく、この主人公が「面白&痛く」て、 よって、お話自体も面白くて痛いのです。 私の中では大瀬崎と、私の身近にいるKなる人物が重なってました。 成長って難しいけど素敵なことだなぁ〜って思ったりした本です。

Posted byブクログ

2009/10/04

タイトルを見て、もっとセンチメンタルな内容だと思っていたのですが、結構なギャグっぷりでした。他人から必要とされるって事は、どんな人生にも必要不可欠なものなんだと思いました。当たり前だけど、一人では生きていけないものね。

Posted byブクログ

2009/10/04

大好きな本です。不器用でめんどくさい大瀬崎が私は好き。シャチョーと恋仲になるのかな、なればいいな、なんてほんのり思ってたんだけどなぁ。 「スナフキンに会えなかったら、わたしがスナフキンになればいい。」これで元気が出た。

Posted byブクログ

2009/10/04

自分に自信がなくて、存在意義を感じられない女の子が、なんとかがんばってバイト先のシャチョーに必要とされるようがんばるけど、やっぱり自分の意義を見つけられない話(笑) 成長しそうで成長しなくて、とってももどかしいけど、今日本にたくさんいる自信のない女の子に読んで欲しい本です。起承転...

自分に自信がなくて、存在意義を感じられない女の子が、なんとかがんばってバイト先のシャチョーに必要とされるようがんばるけど、やっぱり自分の意義を見つけられない話(笑) 成長しそうで成長しなくて、とってももどかしいけど、今日本にたくさんいる自信のない女の子に読んで欲しい本です。起承転結、でもないし、内面的な葛藤も多いけど、テンポよく書かれていて読みやすかった。

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2009/10/04

内容や文体に三浦しおんと似た感じの印象を受けた。んもう大瀬崎、人が良すぎ。ヒネたっておかしくない環境で育ってきたのに、人を否定的に見ることがないなんて純粋にも程があるよ。シャチョーもたいがいずるい人間だけど憎めない。見返りを求めずただひたむきに「愛する」ってこういうことなんだなっ...

内容や文体に三浦しおんと似た感じの印象を受けた。んもう大瀬崎、人が良すぎ。ヒネたっておかしくない環境で育ってきたのに、人を否定的に見ることがないなんて純粋にも程があるよ。シャチョーもたいがいずるい人間だけど憎めない。見返りを求めずただひたむきに「愛する」ってこういうことなんだなって思った。

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2009/10/04

図書館に行く度に題名に惹かれ 何度も手に取りながらも読みませんでした。ある日読んでみて どうしてもっと早く読まなかったのか後悔しました。 不器用な女の子が一生懸命不器用に生きていきます。 もっと違う生き方もあるのに どうしてそっちに向かうの?

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2009/10/04

単純な恋愛小説では決してないと思う。ある一人の不器用な人間の内面の成長を描いた佳作だ。病的なほどに自信がなくて常に怯えている、ひたすら周りからの承認を求め敵を一人も作りたくない(あるいは誰一人からも自分を否定されたくない)という精神回路が自分と余りにもそっくりで共感せずにはいられ...

単純な恋愛小説では決してないと思う。ある一人の不器用な人間の内面の成長を描いた佳作だ。病的なほどに自信がなくて常に怯えている、ひたすら周りからの承認を求め敵を一人も作りたくない(あるいは誰一人からも自分を否定されたくない)という精神回路が自分と余りにもそっくりで共感せずにはいられなかった。そんな思い入れの強い大瀬崎の自立していくさまは、泣きこそしないが感慨深い。読んで楽しかっただけでなく、すごく勉強もさせてもらった作品。

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2009/10/04

こんなにイライラしながら読んだ本は初めて。確かに共感できる部分はいっぱいあるんだけど、どうしても日記っぽい口語チックな文章に入り込めず、最後までおもしろいと思えなかった。題名の意味はすてき。

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2009/10/04

著者の実体験が元なのか、どこまで本当にあったことなのかはわかりませんが。自分が大学生の頃を思い出して、当時の自分に声をかけるとしたら同じことを言いたいなぁという気持ちになりました。あるがままの自分を受け入れること。「あるがまま」って考えると難しいけれど、たまには迷いながらも結局は...

著者の実体験が元なのか、どこまで本当にあったことなのかはわかりませんが。自分が大学生の頃を思い出して、当時の自分に声をかけるとしたら同じことを言いたいなぁという気持ちになりました。あるがままの自分を受け入れること。「あるがまま」って考えると難しいけれど、たまには迷いながらも結局は戻ってくる地点のことなのかもしれません。主人公が「悪く思えない」自分に悩み、一時は人を憎んで、それでも人の良い面を見てしまうように。人生は自分探しの旅であるって言葉を噛み締めました。

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2009/10/04

とても読みやすく一気にページが進む。 大瀬崎亜紀のグダグダ感が面白くもありとてもイライラさせる。 ラストはあれしかないんだろうけど もうちょっと続きが読みたかった。 巻末の角田光代の解説が秀逸。 なんか一冊で2度おいしいみたいな感じ 「できないことをできいなままに、生きていく...

とても読みやすく一気にページが進む。 大瀬崎亜紀のグダグダ感が面白くもありとてもイライラさせる。 ラストはあれしかないんだろうけど もうちょっと続きが読みたかった。 巻末の角田光代の解説が秀逸。 なんか一冊で2度おいしいみたいな感じ 「できないことをできいなままに、生きていく大変さを受け入れる苦労をみんながしていると雀太郎は言った。 あるものを、あるがままに、受け止める勇気がわたしには欠けている。だけど今日一日ぐらいはそういう心境でいてみたい。」 「あるものを、あるがままに、受け入れる勇気を」

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