そして五人がいなくなる の商品レビュー
ほんタメで紹介されてて気になっていた。 叔母さんの本棚にあったので手に取って読んでみました。 子供向けなので、読みやすい。 かと言って大人が読む物じゃない作品ではない。 ミステリーが好きで、人が死ぬのばかり読んで疲れた時にホッと出来る。 読み心地が良い。
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夢水清志郎シリーズ一作目。 夏休みで賑わう遊園地、伯爵と名乗る人物が才能を持った子供たちを次々と消してしまう事件が発生する。自称名探偵の夢水清志郎は謎が解けているにも関わらず、真実を明かそうとしない。伯爵の意図と事件のトリックとは。 多くの人がミステリー小説を好きになるきっ...
夢水清志郎シリーズ一作目。 夏休みで賑わう遊園地、伯爵と名乗る人物が才能を持った子供たちを次々と消してしまう事件が発生する。自称名探偵の夢水清志郎は謎が解けているにも関わらず、真実を明かそうとしない。伯爵の意図と事件のトリックとは。 多くの人がミステリー小説を好きになるきっかけになった本だと聞いて読んでみました。評判通りの色褪せない面白さがあって、読書を好きになるきっかけとして子供たちにはぜひ読んでみてほしいなと思いました。子供向けに書かれている本ですが、大人でも楽しめると思います。
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わたしも小学生の時に学校の図書館で手に取って、食い入るように読んで、まだリアルタイムで刊行されていたので途中からは新作が出るたびになけなしのお小遣いで青い鳥文庫版を購入していました。最終巻が出た頃はもう小学生ではなかったので、コソコソと児童書コーナーに潜入して、知り合いの気配に注...
わたしも小学生の時に学校の図書館で手に取って、食い入るように読んで、まだリアルタイムで刊行されていたので途中からは新作が出るたびになけなしのお小遣いで青い鳥文庫版を購入していました。最終巻が出た頃はもう小学生ではなかったので、コソコソと児童書コーナーに潜入して、知り合いの気配に注意しながらレジに持っていった記憶があったり… 一巻にあたる本作から江戸時代編までは講談社文庫版が出ているようですがちょっと今は手に入りにくい様子。ただ巻末にミステリ作家からのメッセージ集など付録がついていました。 久々に読んで思ったこと。 冒頭の(ヒントがあからさまでちょっと雑な印象がある)3つ子登場トリック、これ後半の仕掛けと連動する部分があったんですね… 子どもの頃には気づかなかったので、再読した価値があるってものです。あとは自分が大人になっちゃったので、いっそうはやみね先生の子どもたちに向ける優しさが沁みますね…
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懐かしい!古本屋で見つけて手に取ったこの本は小学生時代大好きで図書館でこのシリーズをよく読み漁った。子供向けの児童書でありながら本格的な推理小説でワクワクしながら読んだのを覚えている。大人になった今読み返してみてもやっぱりとても面白かったです。 児童書だからって大人になっても面...
懐かしい!古本屋で見つけて手に取ったこの本は小学生時代大好きで図書館でこのシリーズをよく読み漁った。子供向けの児童書でありながら本格的な推理小説でワクワクしながら読んだのを覚えている。大人になった今読み返してみてもやっぱりとても面白かったです。 児童書だからって大人になっても面白い。読んだことない人や、前に読んだことがある人もまた読み返してみることをおすすめしたくなる本格推理小説です!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学生のころにも手に取っていたはずだが、なぜか読まずにかなりの時間が経過した。 近所の図書館でたまたま見かけて、興味を持って購入した。 本書は、本編もさることながら、私には、「あとがき」で著者の挙げていた「特に好きな推理小説の条件」4か条が素晴らしかった。この箇所だけで、買って良かったと思えた。私にとっても好きな推理小説の条件をこれほど端的に、必要十分に挙げている表現はほかにないと思う。 本書はいわゆる児童文学として書かれたものと思うので、あえて分かりやすい表現にしたり細かな部分を端折ったりしているのだと思う。トリックもものすごい凝ったものかというと、必ずしもそうではないかもしれない。 しかし、枠組みは、大人でも十分に楽しめる「本格」の気風に満ちている。謎がいくつも出てくるが、最後には名探偵がすべて解決する、だけではなく、ハッピーエンドで終わる、ところが良い。そして本作は、子どもの幸せとは何か、子どもにとってどんなことがいいことなのかを明快に表現していた。最初は、夢水探偵もいくらなんでも警察をばかにしすぎなんじゃないかとも思ったけれど、上越警部も情熱を持った素晴らしい人物だった。結局、この物語に心からの悪人は登場していない。子どもの頃にこれを読めたら、どんなに良かっただろうと思う。 講談社文庫版は今は入手が難しいと思うが、巻末に有名作家からのメッセージもあり、あえてこちらにして正解だったと思った。
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YAブックガイドで何度か見かけたから。そんなにおどろおどろしくもないし、確かに、ミステリの入り口には向いてるかも。
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ちょいちょいひっかかる表現があって、それくらい単純にしないと子供には難しいのかもしれないけど、やっぱ子供向けだなって思った。
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ラストは途中で大体想像できましたが、これでいいのかなー、と思いました。人が死ななかったとはいえ…しかし、ローティーン対象なら、白黒はっきりさせない方がいいこともある、ということを知っておいた方がいいのかと思い直しました。
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カテゴリはどうしようかなと思ったけど、元が青い鳥文庫ということもあり、児童のほうにしました。 色々な所で、名探偵が登場する本格推理小説の「お約束」が散りばめられていて、入門には良いかもと思いつつ、お約束を知っているがために楽しめるのかも、と思います。 子供視点のお話なので、ほ...
カテゴリはどうしようかなと思ったけど、元が青い鳥文庫ということもあり、児童のほうにしました。 色々な所で、名探偵が登場する本格推理小説の「お約束」が散りばめられていて、入門には良いかもと思いつつ、お約束を知っているがために楽しめるのかも、と思います。 子供視点のお話なので、ほんの少しのあざとさを感じなくもないですが、基本的に優しい大人の優しい物語でした。 謎解きの部分は、、、考えながらは読んでいませんでしたね。真犯人の正体は薄々気付きつつ、からくりやら何やらは全く分からなかった。ま、それはいつものことです。 昨今の悲しい出来事を思うに、夢水清志郎が子供に関して言った言葉が沁みますね。
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青い鳥文庫版から、「文庫版あとがき」、「ミステリ小ネタ集」、「人気作家からの超豪華はやみねかおる応援メッセージ」が追加されています。 ミステリ小ネタ集を読むと、はやみねかおるさんのミステリ愛がより伝わってきます。ご自身が推理小説が大好きで、とくに好きな条件もきちんと持っているか...
青い鳥文庫版から、「文庫版あとがき」、「ミステリ小ネタ集」、「人気作家からの超豪華はやみねかおる応援メッセージ」が追加されています。 ミステリ小ネタ集を読むと、はやみねかおるさんのミステリ愛がより伝わってきます。ご自身が推理小説が大好きで、とくに好きな条件もきちんと持っているからこそ、こんなに素敵な赤い夢を見させてくれるのだと思います。 また、宮部みゆきさんの“はやみねかおるさんは子供たちだけのものではありません。”という言葉を見て、嬉しくなりました。講談社文庫になるって、そういうことですよね。これからもずっと、はやみねかおるさんの作品を読み続けたいです。
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