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琳派をめぐる三つの旅 の商品レビュー

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2012/07/10

琳派に興味を持ち、児童書ならわかりやすいのではと読んでみました。 代表的な俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一が紹介されています。 教科書で必ず目にするであろう「風神雷神図」(宗達)、「燕子花図」(光琳)などを見て、この絵の作者だったのかと驚きました。巻末は大人向けに振り仮名なし、同じ...

琳派に興味を持ち、児童書ならわかりやすいのではと読んでみました。 代表的な俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一が紹介されています。 教科書で必ず目にするであろう「風神雷神図」(宗達)、「燕子花図」(光琳)などを見て、この絵の作者だったのかと驚きました。巻末は大人向けに振り仮名なし、同じ文章に少し解説と写真を増やしたものがあります。そちらには屏風を実際に折って立てた時の写真と解説があり、ずいぶん印象が変わって驚き、平面の「絵」ではなく、立体の「屏風絵」として計算して描かれているというのがわかりました。ミニチュアでもいいから欲しくなります。 一派として見られるのは、血縁や師弟で相伝されるのではなく、作品とそこに宿る精神が通じ合っているから、というのは不思議です。抱一の弟子・鈴木其一の「朝顔図」もリズムを感じるような図柄が素晴らしいです。所蔵はメトロポリタン美術館ですが…。 大きいサイズの本なので、絵の見応えもあるのがいいですね。

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2011/09/10

児童向けの名画シリーズのひとつ。琳派と呼ばれる絵師、俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一の代表作をとりあげ解説している。解説文は、一般向けの文章をひらがなを多く、ふり仮名を振ったという程度になおしているだけで、児童向けではない気がした。 絵については大判で色もきれいに掲載されており、一般...

児童向けの名画シリーズのひとつ。琳派と呼ばれる絵師、俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一の代表作をとりあげ解説している。解説文は、一般向けの文章をひらがなを多く、ふり仮名を振ったという程度になおしているだけで、児童向けではない気がした。 絵については大判で色もきれいに掲載されており、一般の鑑賞にも耐えうる。鈴木基一「朝顔図」は初めて目にしたが素晴らしい。いつかメトロポリタン美術館に行ってみたくなった。

Posted byブクログ