こわい!赤玉 の商品レビュー
今回も怖い話が好きな子どもたちのためにたくさんの怖い話を集めました。思わずゾクゾクして鳥肌が立ってしまいそうな話たち。そんな話をぜひお楽しみください。 *** こわい!〇玉シリーズの最後の一冊(冊数的には二冊目で真ん中の巻)。前回読んだ青玉は怖さがマイルドだったがこちらの巻...
今回も怖い話が好きな子どもたちのためにたくさんの怖い話を集めました。思わずゾクゾクして鳥肌が立ってしまいそうな話たち。そんな話をぜひお楽しみください。 *** こわい!〇玉シリーズの最後の一冊(冊数的には二冊目で真ん中の巻)。前回読んだ青玉は怖さがマイルドだったがこちらの巻は怖さが増していた。巻ごとに選ぶ人が違うので、その人の感覚によって怖さの度合いが変わってくるのかもしれない。 怖めの話が多かったので、どれを紹介するか悩むが、好きな話は静かな恐怖「階段」だろうか。 ミホの家には自宅を改装した際に、階段を新設し古い方は使わないので板で塞いでしまっていた。天井から怪談が生えているような格好になっているそれは、当然使うことができないので、埃っぽく陰気な場所となっていた。 る日、ミホの家に親戚のお姉ちゃんが遊びに来る。家で様々な遊びをして遊んでいるとふと、途中までしかない階段の話になり、好奇心のままお姉ちゃんが階段を上がり始めてしまった。そして、その階段と塞いである板の境目に来た時、とんでもない事が起こってしまったのだった。 わっと驚くようなあからさまな幽霊が出てくるわけでは無く、静かにある意味粛々とした雰囲気の中現れた怪奇現象。わー!とかきゃー!!とか悲鳴が上がって、ドキドキして大混乱、という感じではないのが余計怖かった。すっと現れ静かに行われあとには何も残らない様子に思わず鳥肌が立ってしまった。 主人公が今まで住んでいたので、曰くがあったわけではなさそうだが階段というある種の道をふさいでしまったことにより、何かよくない物がそこに溜まってしまったのか……。真相は闇の中だが今後ここに住み続ける主人公が気の毒で仕方がない。
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