アメリカ新進作家傑作選(2005) の商品レビュー
青山南の「短編小説のアメリカ 52講 こんなにおもしろいアメリカン・ショート・ストーリーズ秘史」で描かれた「アメリカの国民芸術としての短編小説」の証左である、毎年出版される新人作家の短編集のひとつ。 作品にはそれぞれ作者の短いプロフィールがついている。ほとんどの作家が奨学金を得た...
青山南の「短編小説のアメリカ 52講 こんなにおもしろいアメリカン・ショート・ストーリーズ秘史」で描かれた「アメリカの国民芸術としての短編小説」の証左である、毎年出版される新人作家の短編集のひとつ。 作品にはそれぞれ作者の短いプロフィールがついている。ほとんどの作家が奨学金を得たり大学に残ったりして書き続けている状態にいて、その国や社会からのバックアップぶりも「国民芸術としての短編小説」を示すものなのだろうと思った。 以下は目次 ミシシッピの黄金軍団(チャーリー・ヘンリー)/ガーデンシティー/課題レポートその三『レダと白鳥』(エリック・パクナー)/満一か月のお祝い(E.V.スレート)/ヴァーツラフのごとく(キース・ゲッセン)/ファラン(ラタウット・ラプチャルンサプ)/深まる孤独(ジョシュア・フェリス)/ロージー(ヴィヴェック・ナラヤナン)/静寂の空(ラクラン・スミス)/樅の木(ハサンシカ・シリセナ)/花嫁たち(エリン・カイル)/あなたはここにいる(マイケル・ローウェンタール)/サンギート(ビーラ・バックハウス)/一日の創造物(マシュー・パディー)/犬の血を継ぐ者(タマラ・ギラード)/宇宙飛行士(イアン・デイヴィッド・フレーブ)/スノウ・フィーバー(レベッカ・バリー 個人的には 課題レポートその三『レダと白鳥』(エリック・パクナー) 宇宙飛行士(イアン・デイヴィッド・フレーブ) あなたはここにいる(マイケル・ローウェンタール) が面白かった。
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