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学校を考えるっておもしろい!! の商品レビュー

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2013/05/15

本当におもしろかったです。教育学を考える際の入門書としては最適だと思います。時代とともに様々に変化していく教育を、ただ批判すのではなく、また無批判にうけいるのでもなく、なぜそうなるのかと問いをたてるkとが大事だと痛感しました。

Posted byブクログ

2011/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学で、経験してよかったなあと思うことの一つが、授業アシスタント。 裏側を垣間見れた、ということはもちろんだけれど、人が何かを学んでいく過程をリアルタイムで見ていくことはとても面白かった。 この本は、東北大学の一般教養科目で行われた「教育学」で教養としての教育学の講義を展開している教授の、TA(当時は学部生なのでSA)がまとめた半期の授業の記録。 もちろん、内容も興味深かったけれど、アシスタントを経験した身としてはどんな風に授業を構成していたのだろう、ということにばかり関心が偏ります(笑) 「そぼくな疑問」というコーナーには、うならされました。 確かに、学問の始まりは好奇心=疑問だもの。 履修者の興味に合わせてフォーカスを変えていく、 半構成的な授業スタイルは、私の所属するゼミの教授とも共通していたので、書評に書かれていたように、特に画期的!という印象は持たなかったものの、大人数なのに授業空間を一つにまとめあげられていること、成果としての書籍の充実度(イラストもかわいい)にびっくりしました。 教授の暴走を止めるのも、TAの仕事、という記述を見て 分かるよ…と心の中で深くうなずきました(笑) 教育に関するトリビアも満載で、明治以降の教育の変遷も網羅されているので、内容を純粋に読み込むだけでも、じゅうぶん楽しめる一冊です。

Posted byブクログ