投資家心理を知って裏を行く バリュー投資再入門 の商品レビュー

戸崎裕隆【著】

2012/08/24

６年ぶりに読み直したが、気づかされることが溢れている。いまの相場をみて戸崎さんはなんておっしゃるか。

2009/10/04

＜目的＞
安く買って高く売るコツを覚える。

＜メインブランチ＞
●原理原則
投資の原則は「安く買い、高く売る」ことだが、ほとんどの投資家は逆を行っている。バリュー投資とは一言で言えば、「お得な投資」。１０００円の価値ある株を５００円で投資する方法。つまり企業価値よりも株価が低いときに買い、本来の水準に戻ったときに売却する手法である。
また、株式市場の原理原則として、「必ず高いものは下がり、安いものは上がる」ことを知り、「株価を買うのではなく、その企業を買う」という感覚を持つことが大切。
●銘柄選び
１．社名が横文字でないこと　２．面白くない業態　３．悪いニュースが流れている　４．成熟した産業　５．アナリストや機関投資家が注目していない　６．市場で独占的な地位
主に、悪材料が出尽くしており値下がりリスクの小さい企業が対象。
●感覚
株を買う目安…ＰＥＲ１５倍以下、ＰＢＲ１．５倍以下、ＰＥＲ×ＰＢＲ２２．５以下、自己資本比率３０％以上
時間…長期投資は株価を見ないことがコツ。
絶対株感…必要なことは「記憶」と「カン」。株感を身につけるコツは「織り込み度」。低い銘柄を探す。
売り時…織り込み度がマックス。ＰＥＲ３０〜５０倍、ＰＢＲ５倍以上。５年の法則。

＜感想＞
実際の投資に役立つかは微妙であるが、参考にはなった。
読んで損は無い。

2009/10/04

要はバリュー投資をしろということですが（今さら）、ほとんど内容がない。その内容の薄さを行間の広さで誤魔化しています。買うに値しないと思います。

2009/10/04

読みやすいせいか、さらさらと読めました。
内容は、筆者独自の世界観を描きながらも、バリュー投資の骨子は抑えてある印象です。あくまでも、「入門」という雰囲気。
普段時間の無い人が、最初に読む本としては良書。人気アナリストランキングで2年連続1位になる人はどのような思考があるのだろうと、興味をもって読めた。