おそうじ、料理がニガテでも、家事がもっと好きになる の商品レビュー

岩里祐穂【著】

2014/06/07

●歌詞を書く人の書かれた本だから、家事の本だけど詩集を読んでいるよう。家事と言われる仕事をどうするか、というやり方だけにとどまらず、それをする人、受け取る人の気持ちとどのように関わってくるのか、という内容には考えさせられることが多かった。方法論の指南にはとどまらない他の人とは異なるテイストの家事本。
●写真が少し載っているので、楽しみながら読める。生活雑貨を見ていると時代の変化を感じさせられるが、この本の真価は、そんなことでは変化しない。きっとこれからもっと増えていくであろう働きながら主婦業をしていく若い女性たちにとって、家事や育児は切実なる課題となると思うが、家庭を持ちながら仕事をして行く人にとっては、夫君･子供とのやりとり･関わり方は、とても参考になる内容が含まれていると思う。
●私個人は、食料品の買い物の仕方と冷蔵庫の部分が身にしみた。取り入れると自分が楽になるアイディアはどんどん使わせて頂こう。そして、忘れかけてごたっとしてきたら、また本書にお世話になる？
補記●この本を読んで冷蔵庫を片付けたくなり、実行したら、すっきりきれいで使いやすくなりましたよ！　やる気を起こさせてくれてありがとう。家事がそれほど好きでなくても、すっきりした暮らしは気持ちよいものですからね。