スパイ大作戦 の商品レビュー

室積光【著】

2009/10/04

お話の舞台は昭和３０年前後。・・・正直、平成生まれの僕には殆どが解からない時代です。僕にとっては少し難しい言葉などもありましたが、とても面白いものでした。授業中に読んでいて顔がにやけるにやける（ぇ）主人公の設定で、普通の中年サラリーマンがスパイって言う設定がまた凄いと思わせました。

2009/10/07

最寄の駅から徒歩20分もかかる団地に住む冴えない中年サラリーマン・田畑明男。実は彼は日本の軍制以上唯一の、秘密戦要員を養成いた陸軍中野学校出身のバリバリのスパイである。
おりしもTVではスパイものが全盛で、映像の中でスパイたちは「秘密兵器」を使い敵を一掃し、絶世の美女と恋に落ちる。それを見る度に「スパイは目立たないことが第一条件なんだ!!」と憤慨する。

そんな目立たない日々を送りながらも「忠心愛国」のためスパイ活動をしていた田畑が、ソ連の科学者の亡命にまつわるCIAとKGBとの駆け引きに巻き込まれる。
おりしも、トム・クルーズ主演のMI3」が公開していることもあり興味本位で手に取った本であったが、CIAのエージェントがどこでもレイバンのサングラスをかけているとか、真剣な雰囲気での合言葉の数々など、マヌケすぎる。。。最後はちょっぴりホロッとさせてくれる。