ダークホルムの闇の君(下) の商品レビュー

ダイアナ・ウィンジョーンズ【著】,浅羽莢子【訳】

2009/10/04

【あらすじ続き※ネタバレ有】･･･と言うわけで、王の都は毎回焼き払われ、一般の皆さんの住居は「ビンボーくささが足りん」と言う理由で壊され、やたらと戦闘が行われるせいで山や草原には深刻な環境破壊が進んだりで、魔法世界の皆さんは、まったくもって割りが合わない思いをヒシヒシと感じ続けているのだった。
いくらなんでもこりゃあんまりだと言うので、魔法大学の総長ケリーダは開いた秘密会議で、チェズニー氏を追い出すべくお告げに伺いを立てることを提案する。
お告げの結果は、「魔術師ダークを今年の闇の君に選出せよ」。
かくて、不運なダーク氏とその妻と子供たちは、なんとかこの難局を切り抜けるべく、ああだこうだとすったもんだに四苦八苦しながら、家族一丸となってそれぞれの役割を果たそうとすると言う愛と感動の家族小説。それがダークホルムだ。（←棒読み）●･･･なんてな。家族小説ってのは間違ってないと思うんですけどね。
けっこう過労と心労でダークパパが（中略）･･･まあいろいろ大変なんじゃて。ごほんげほん。　●以上、いやあ、ゲームの世界の住人って大変なんだねえ、と言うお話。
いわゆる血湧き肉踊る冒険ファンタジーではありません。
家族ユーモアファンタジー小説。