小林薫と訪ねる「美の巨人たち」 の商品レビュー
放送はちゃんと見たことがなかったけど、小林薫も美術も大好きなので借りてみた。 番組のナレーションがそのまま本になったそうで、とても読みやすい。 13話から成っていて、1話は決して長くないのに、とても興味をひく文章になってる。その中で何人かもっと詳しく知りたくなった画家がいたから、...
放送はちゃんと見たことがなかったけど、小林薫も美術も大好きなので借りてみた。 番組のナレーションがそのまま本になったそうで、とても読みやすい。 13話から成っていて、1話は決して長くないのに、とても興味をひく文章になってる。その中で何人かもっと詳しく知りたくなった画家がいたから、関連書を読んでみよう。
Posted by
TV番組は見てなかったのですが、他の人のレビューを見て興味を惹かれた本。 「はじめに」より、「画家の人生や考え方、生きた時代の空気を知ることで絵の見方は変わり、一枚の絵が新たに一つの物語として目の前に表れ、絵を見る面白さが倍増します」 ピカソに始まり、ゴッホ、フェルメールなど...
TV番組は見てなかったのですが、他の人のレビューを見て興味を惹かれた本。 「はじめに」より、「画家の人生や考え方、生きた時代の空気を知ることで絵の見方は変わり、一枚の絵が新たに一つの物語として目の前に表れ、絵を見る面白さが倍増します」 ピカソに始まり、ゴッホ、フェルメールなどおなじみの画家も多いので、親しみを持って読めます。短いのが15話。 文章もナレーション風で、最後は「光と風の一枚」「真実の一枚」「極みの一枚」など、その絵を象徴する一言で締められているんです。こういうスタイル、余韻があっていいですね。
Posted by
TVとはまた違った趣き。そして、予想外に楽しめた。 2000〜2005年に放映されたものから、13話分を紹介。 以下は、気に入ったもの。 『大正の天才オリオンズ』大正時代、鮮やかな才能を放ちながらも、惜しくも若くして世を去った画家たち。 村山槐多・関根正二・高間筆子 度肝を抜...
TVとはまた違った趣き。そして、予想外に楽しめた。 2000〜2005年に放映されたものから、13話分を紹介。 以下は、気に入ったもの。 『大正の天才オリオンズ』大正時代、鮮やかな才能を放ちながらも、惜しくも若くして世を去った画家たち。 村山槐多・関根正二・高間筆子 度肝を抜かれる作品などあり・・・こうゆう機会でなければ出会えなかったなぁ、と。 『ヒラルディ邸』ルイス・バラガン 「美の巨人たち」は、画家に限らず、建築家から写真家から様々な「美」の紹介があって楽しめる。 こんな、光にあふれた家に住めたらなぁ。 『アルプス三連作・生、自然、死』ジョバンニ・セガンティーニ 初めて知った画家。ほんとに知らないことが多くて・・・恥ずかしい。 そして、とても心が打たれた。 光が、アルプスの青い空にはじけるような、光の絵画。峻険な山々は、画面に押し出ることなく、テーマはあくまで自然のなかの暮らし。 生まれて生きて、死んでいく。 全ては自然のなかのこと。 『キスを巡る四つの愛の物語』 (以下、本文から)1950年撮影以来、世界中の人々にため息をつかせてきたドアノー「市庁舎前のキス」 神話をもとに官能的なキスを描いた、コレッジョ「ユピテルとイオ」キスとは、柔らかく、傷つきやすい唇を相手に委ねること。 どれほど危険であれ、相手を信じて・・・アイエツ「接吻」歓喜のキス。 クリムト「ベートーベン・フリーズ」 『怖い絵』と重なる内容もあり、読んだばかりなので記憶に残っていてよかった。 紹介の仕方は、やはりいろいろあるのだな、と。 一方向のみではないのだ。 鑑賞する心は、常に広々と柔らかくほぐしておくべきなのだな、と。
Posted by
土曜の夜も見忘れ多い。文章読んでると、小林さんのナレーションが耳に聞こえるような気がして不思議な気持ちになった。
Posted by
- 1