都心回帰の経済学 の商品レビュー
富山県立図書館318.7/243/ 富山市立図書館318.7/ハタ/ 唐渡広志「大都市の集積の利益――東京は特殊か」,「丸の内・大手町再開発のメリットはコストを上回るか」
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都心回帰について調べたくて手に取りました。 論文集で、私自身は経済学に明るくないため、数式は読み飛ばしてしまいましたが、それでも興味深い記述がたくさんありました。 法律がいかに都市形成に影響を与えているかを痛感させられました。 また定期券の概念を覆す公共交通の料金の提案などが特に...
都心回帰について調べたくて手に取りました。 論文集で、私自身は経済学に明るくないため、数式は読み飛ばしてしまいましたが、それでも興味深い記述がたくさんありました。 法律がいかに都市形成に影響を与えているかを痛感させられました。 また定期券の概念を覆す公共交通の料金の提案などが特に興味深かったです。 前半の空港あたりについては、初期投資が多すぎてちょっと非現実的では…?と素人ながら思ってしまいました。 しかし、都市を無秩序に広げることは不経済であり、いかに都市を生かすことができるかが、結果として日本全体の利益であるということを感じることができた1冊でした。
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大都市集中政策の重要性を説いた本。 仕事柄大いに参考になるだろうと思い、 図書館で予約して借りた本だが… 都心回帰のメリットの強調には同感する。 が、タイトルに惹かれた読者の同感や、共感をうまくつかったかのような、実証分析が並ぶ。 (実際は面倒な?計算式が多いので、実証モデル...
大都市集中政策の重要性を説いた本。 仕事柄大いに参考になるだろうと思い、 図書館で予約して借りた本だが… 都心回帰のメリットの強調には同感する。 が、タイトルに惹かれた読者の同感や、共感をうまくつかったかのような、実証分析が並ぶ。 (実際は面倒な?計算式が多いので、実証モデルの構築部分はほとんどわからなかったが) はじめから、こうあるべきだ!という結論に向かって、後付の理論展開をしているようにも思えた。 刺激は受けたが、論旨に説得力があるようには思えなかった。 実際、国土の均衡ある発展政策は誤りだったと指摘する章でも、「明白であろう。」なんて歯切れの悪い文章が続く。 ただ、丸の内・大手町の容積率緩和による再開発のメリットと、通勤疲労コスト増大によるデメリットの比較など、面白い論文があるので、一読するのも一興。 得られた結論の中でも、内湾部の東京の港湾に投資するよりも、横浜に港湾の集中化政策を行う必要があるというのは、納得。 しかし、伊丹空港と神戸空港を廃止し、西宮沖に新空港を建設したほうが、社会的効用が大きいなんて提案はどうなのよ。 神戸空港ってできたばっかりだったような。 無駄なものは作っちゃいけませんねー。 広域の公益を考える大切さを改めて思う。
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