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“命・心"を考えさせる授業プラン(2) の商品レビュー

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2024/01/03

シリーズの1巻と同じ松野氏のあとがきがよい(別途レビュー済)。 第2巻である本書はサークル員がセミナー提案に向けて授業を磨いていく道程の実例が示されている。その要点は「削る」ことだという。ここは渡部道治『授業を研ぐ』につながっているところと考えるのは深読みのしすぎか。 ◆自作...

シリーズの1巻と同じ松野氏のあとがきがよい(別途レビュー済)。 第2巻である本書はサークル員がセミナー提案に向けて授業を磨いていく道程の実例が示されている。その要点は「削る」ことだという。ここは渡部道治『授業を研ぐ』につながっているところと考えるのは深読みのしすぎか。 ◆自作教材であるのにどこに違和感を覚えるのか TOSS道徳も自作教材の授業である。しかし、『授業を研ぐ』の授業動画と同じ違和感を覚えた。その正体は、今のところ自分の中ではこのように整理した(第一巻レビューより)。 <確かに本書の実践編は、教師によるコンテンツの提示に比重が置かれ、子ども同士の対話は希薄である。子どもの意見は、いわば次の指導言や教材提示の間に置かれた飛び石、授業であることを証明する演出の一端でしかなく、ネタ中心の授業であることは否めない。 > 子どもの発言は真に生かされることなく、授業は展開していく。そこがどうなんだろう、と感じるわけだ。 ここで矢印を自分に向けたい。 果たして自分の授業では、子どもの発言は生かされているか。 子どもの発言が生きるとは、どういうことか。 追究していきたい問いを生んでくれたという意味で、このシリーズと『授業を研ぐ』に出合えたことは、自分にとって大きいのかもしれない。

Posted byブクログ