「日本国憲法」まっとうに議論するために の商品レビュー
社会の時間に習ったのも今は昔,憲法改正とか新聞紙面でも盛り上がっているのもあり手にとってみる. 教科書的な内容に加えて各国の憲法の成り立ち等の情報もありわかりやすい.
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憲法に関する議論について、なぜその様な議論が生じてきたのか、を歴史的・思想的な背景から丁寧に解説し、さらに議論を展開するための視座を提供してくれる。(若干言葉遣いが乱れて読みにくいところや入門書としては不親切なところもあるように感じるが、ネットで調べればわかることなので些細なこと...
憲法に関する議論について、なぜその様な議論が生じてきたのか、を歴史的・思想的な背景から丁寧に解説し、さらに議論を展開するための視座を提供してくれる。(若干言葉遣いが乱れて読みにくいところや入門書としては不親切なところもあるように感じるが、ネットで調べればわかることなので些細なこと。それらの欠点を補って余りある良書である。)そもそもなぜ法律論が必要なのかという本質的なところまで遡って議論を展開しているので、入門書としてはとても深いところまで踏み込んでいる。初めて憲法を学ぶ人だけでなく、芦部憲法とかで行き詰っている学生にもおすすめ。
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[ 内容 ] 「日本国憲法」を語る際の、最も基本的なキーワードや、概念の背景について、あらためて解説・吟味します。 「国家」「国民」「個人」「人権」「主権」など、まっとうに議論するためには勘違いがあってはなりません。 本書は日本を代表する憲法学者によるシャープな書き下ろし。 いま...
[ 内容 ] 「日本国憲法」を語る際の、最も基本的なキーワードや、概念の背景について、あらためて解説・吟味します。 「国家」「国民」「個人」「人権」「主権」など、まっとうに議論するためには勘違いがあってはなりません。 本書は日本を代表する憲法学者によるシャープな書き下ろし。 いま、憲法について論ずるための本格的な入門書です。 [ 目次 ] 第1回 「憲法」とは―四つの八九年 第2回 「人」としての権利(1)―個であることの「淋しさ」に耐える 第3回 「人」としての権利(2)―自由と・または公正 第4回 「市民」としての権利―公共社会を自分たちがつくる 第5回 第九条―「汝、平和を欲すれば…」 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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【2009夏休み_5冊目】 ますもと氏推薦. 憲法学ゼミの2人の人からおすすめされました.またまた樋口陽一の本. これこそ読みやすかった!さすがに,おすすめされることだけある.1日で読めたし♪ 個人であることの寂しさ,市民であることの緊張のなかで,人は不安を感じていて, それが極...
【2009夏休み_5冊目】 ますもと氏推薦. 憲法学ゼミの2人の人からおすすめされました.またまた樋口陽一の本. これこそ読みやすかった!さすがに,おすすめされることだけある.1日で読めたし♪ 個人であることの寂しさ,市民であることの緊張のなかで,人は不安を感じていて, それが極端な思想とか仲間意識に拠り所を求めたくなる要因になる.なるほどね.
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樋口先生が書かれてるだけによい内容だが、若干誰でも読めるような感じではない。憲法の内容よりも背景や近代憲法の話が多く、最後に9条が話されている。近代国家の憲法は民族は語らないか、語るとしたら複数形で述べるという節度が求められてきたのに、日本の改憲案のなかに民族を単数形で規定するも...
樋口先生が書かれてるだけによい内容だが、若干誰でも読めるような感じではない。憲法の内容よりも背景や近代憲法の話が多く、最後に9条が話されている。近代国家の憲法は民族は語らないか、語るとしたら複数形で述べるという節度が求められてきたのに、日本の改憲案のなかに民族を単数形で規定するものがあることには厳しい注意が必要という記述は知らなかった。
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