対話力を育てる の商品レビュー
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管理職から、読むようにと手渡された一冊。「意図的、計画的な段階を踏めば、どの子も対話力を高めていける」という著者の言葉を信じて読み進めることにした。 viii 対話とは、話し合うことにより、完全な一致はできなくとも、ともに話し合ったことにより共通な部分を膨らませる。理解は十分できなくとも相手の立場や思いに気づき、それらの過程を通して一人では到達し得ない高みに至るためにするものではなかろうか。 →相手を理解するという面倒とも思えることが、結果的に自分を高めることにつながるということなのだろう。しかしその為には一人では解決できないような適切な課題が必要となる。 対話する子供を育てるには、、、 ①聴く。大人も子供の話をしっかり聴くことで、子供に話す楽しさを感じさせる。 ②ほめる。秘訣は、事実を、多様な角度から、本気でほめること。 ③叱る。それは、自立心を育てること。制裁や従わせることではない。 対話の特色は次の2点 ①相互的な関係 ②変化・継続 共創型対話の基本的な6つの考え方 ①創造的な関係の構築 →人間関係さえも構築する ②少数者の意見と異質の尊重 →少数者だからといって、無視しない ③当事者意識・参加意識 →自分の問題としてとらえない限り、考えないし、行動しない ④変化への対応力 →相手の発言に納得できたら、自己の見解を再組織する ⑤響感への姿勢 →言語のみならず、雰囲気、ニュアンスも大切にする ⑥ダイアローグ型言語表現力 →相手への配慮をしつつ、自分の伝えたいことを伝えられるように、、、
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今年、セミナーで著者の方にお会いして刺激を受けて購入しました。効果的に、考え・行動を日々の生活に取り入れていきたいと考えています。 少し前の本ですが、今とこれからに必要なこと、それに対する取り組みに大いに賛同します。
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何かを創造できる意味形成作用が対話であるけれども、なかなかそれができないのが現状。その辺の実態を報告してくれる一冊。
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