高校生のための古文キーワード100 の商品レビュー
心情語を中心に古文の読解方法を解説した本。この本では古語辞典に乗っているような言葉の「意味」を順番に暗記していく勉強をすすめてはいません。古文に出てくる言葉の一つ一つがもともと持っているイメージとしての「語感」から考え、そこから古典文学の読み手が自分で解釈を作っていくという勉強の...
心情語を中心に古文の読解方法を解説した本。この本では古語辞典に乗っているような言葉の「意味」を順番に暗記していく勉強をすすめてはいません。古文に出てくる言葉の一つ一つがもともと持っているイメージとしての「語感」から考え、そこから古典文学の読み手が自分で解釈を作っていくという勉強のやり方について書かれている。 (『中高生のための本の読み方』大橋崇行 p. 32 古典を面白く読むには? より)
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タイトルに「高校生のための」ということばが含まれていることからわかるように、基本的な古語をとりあげ、その意味や用例などをわかりやすく解説している本です。 見出し語にとりあげられているのは約100語であり、それぞれの説明のなかで関連語が紹介されているとはいえ、一般的に用いられてい...
タイトルに「高校生のための」ということばが含まれていることからわかるように、基本的な古語をとりあげ、その意味や用例などをわかりやすく解説している本です。 見出し語にとりあげられているのは約100語であり、それぞれの説明のなかで関連語が紹介されているとはいえ、一般的に用いられている大学受験のための単語帳にくらべると、収録語数はすくなめであり、他の単語帳と併用して学習することが想定されているといってよいと思います。本書は、深く理解することがむずかしい「心情語」を中心に、根本の語義・語感とその具体的な用例がていねいに説明しています。 もちろん受験生以外の読者にとっても、古語を通して古典のなかで表現されている心情を知るための手引きとして、おもしろく読むことができます。
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