俳優になりたいあなたへ の商品レビュー
演出家鴻上尚史氏が、俳優や演技についてわかりやすく語った一冊。「俳優が傷つけば傷つくほど、観客は感動する」「俳優になりたい動機が、その俳優の水準を決める」といった言葉は心に刺さる。高校生向けの内容であり、学生時代に読んでいたらもっと感化されていた。演技や演出等でかなり参考になる。...
演出家鴻上尚史氏が、俳優や演技についてわかりやすく語った一冊。「俳優が傷つけば傷つくほど、観客は感動する」「俳優になりたい動機が、その俳優の水準を決める」といった言葉は心に刺さる。高校生向けの内容であり、学生時代に読んでいたらもっと感化されていた。演技や演出等でかなり参考になる。アマチュアであっても、演劇を続けることは素晴らしいと感じさせる。
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演じるとはなんだ。 役を作っていくにあったてのアプローチ方法。役者として人間として大切なことをわかりやすく、そして深く教えてくれた目からウロコの本でした。ありがとうございました。
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・俳優を目指す高校生に対して鴻上さんが語り掛けるという形式で、俳優業とはどういうものか、読者に分かりやすく解説している。 ・本書を読んでハッと気付かされたのは、役者の仕事とは「作者の言葉を伝える」ことだということ。「自分とは何者か」を伝えるのではなく、「作者の考えている、この役...
・俳優を目指す高校生に対して鴻上さんが語り掛けるという形式で、俳優業とはどういうものか、読者に分かりやすく解説している。 ・本書を読んでハッと気付かされたのは、役者の仕事とは「作者の言葉を伝える」ことだということ。「自分とは何者か」を伝えるのではなく、「作者の考えている、この役が言いたいことはこれだ!」というメッセージを伝える。役柄を演じるというのは、作者のメッセージを伝える媒体になるということなんだなーと合点がいった。その為には自分の最も恥ずかしい部分をさらけ出さなければならない。こうしてみると、芸能界とスキャンダルが切っても切れない関係にあるのも、なんとなく納得がいく気がする。 ・この本をきっかけに、自分を客観視する手段の一つとして、「自分が周りに伝えている役柄とは何だろうか」と考えてみると面白そうだなと思った。
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声優さんなどのエッセイを読んでいたこともあって、 俳優さんのお仕事については面白そうだなと 読んでみました。 以前、プロデューサーさんの本も読んだことがありますが、 それを思い出しても面白い。 俳優さんは「素」を見せないほど演技の奥深さを誘うことができる、 が、作品サイドから見...
声優さんなどのエッセイを読んでいたこともあって、 俳優さんのお仕事については面白そうだなと 読んでみました。 以前、プロデューサーさんの本も読んだことがありますが、 それを思い出しても面白い。 俳優さんは「素」を見せないほど演技の奥深さを誘うことができる、 が、作品サイドから見れば俳優さんのカラーが出ているほうが 宣伝効果がある。 よくある「舞台挨拶」や「インタビュー」などは、 俳優さんの「素」を誘うものであり、思わぬ魔物だったりするんだろうなぁと思いました。 そして、意外に思いながらもそれはそうだよなぁと思うのが、 いわゆる「俳優さん」として思い浮かぶ名の知れた方々は 俳優さんたちの中のほんのほんの一握りであること。 それはそうですよね、ドラマや映画で街を歩く人も エキストラを演じている俳優さんであり、その中で光る一人 (登場人物)になることも、エキストラとして群集になる ことも「作品」の中では重要なんですよね。 あとがきで書かれていることもとても良かったです。
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演劇の専門家、鴻上尚史さんによる若者向け「なりたい本」。この分野の草分け的シリーズ「なるにはBOOKS」と比べて「ちくまプリマー新書」らしい工夫があって読み物としてもおもしろい。 日頃から何かと目につきやすい「俳優」というお仕事についての裏話を聞くことができる。特に俳優を目指し...
演劇の専門家、鴻上尚史さんによる若者向け「なりたい本」。この分野の草分け的シリーズ「なるにはBOOKS」と比べて「ちくまプリマー新書」らしい工夫があって読み物としてもおもしろい。 日頃から何かと目につきやすい「俳優」というお仕事についての裏話を聞くことができる。特に俳優を目指しているというわけではない人でも「本格派の誰々さんの演技は数えきれないような苦労を経験した末に会得したものなんだな」とか「ポッと出の美人だけをウリにした誰々さんの演技がパッとしないのは役に結びつくような経験をそれほど多くしていないからなんだな」といった観方をしてみることで普段のドラマやバラエティにも新鮮さが湧いてくる。 ただ最後の最後で今までのお話をすべてぶち壊してしまったような展開となっているような気がしてならない。現実に目を瞑るのもよろしくないが、ネガティブなエンディングをあえて採用したのは「孤独と不安のレッスン」を著した鴻上さんならではなのだろうか。
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鴻上尚史さんの「演技と演出のレッスン」が、割と面白かったので、Amazonで衝動買いしました。そしたら、「演技と演出のレッスン」の、高校生向けで内容はかぶってました(笑)。ジュニア向けなんで、紙質が厚くてページ数は少なく、サクッと読了。「演技と演出のレッスン」の優しい復習をした気...
鴻上尚史さんの「演技と演出のレッスン」が、割と面白かったので、Amazonで衝動買いしました。そしたら、「演技と演出のレッスン」の、高校生向けで内容はかぶってました(笑)。ジュニア向けなんで、紙質が厚くてページ数は少なく、サクッと読了。「演技と演出のレッスン」の優しい復習をした気分。それなりに真摯にジュニア向けに書かれてるので、不愉快ではなかったです。鴻上尚史さんの俳優・演出・創作論を読むなら、まずコレから、がオススメです。
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読んでみてすごく考えさせられました。 人気者と俳優。そして自分が本当に何をしていくべきなのかなど。
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「演技と演出のレッスン」と被る部分もあり。 見たくない部分を見せてくれる。 鴻上さんは読ますの上手いなぁと改めて。
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「表現」に関わる人なら、演劇でなくても、絶対読んだほうがいいと思う。 俳優がどうなりたいかなど観客は興味ないというのが、ショッキングかつ印象的でした。 ありのままに表現するとは、自分の「クセ」でしかない。
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中高生向け。 学生相手の対話形式で、俳優という仕事の紹介が詳しく書かれている。映像系と舞台系の芝居の作り方の違いとか。 あらためて表現について勉強する気になった。
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