警察vs.警察官 の商品レビュー

原田宏二【著】

2014/02/07

北海道警察の裏金運用を元釧路方面本部長だった原田さんが暴露して、その後の活動から書かれた一冊。

前の自身の告白暴露の内容とは違い、同じように警察の裏金やおかしな実態を原田さんと同じように告発し、戦っている元警察官たちの事を事実を交え、どれだけ警察組織が腐っており、それに立ち向かった人たちが冷遇され、さらなる嘘で隠されているかが克明に書かれている。

いまでさえこの状況が警察検察の中で行われているのだから、今後特定秘密保護法が成立して運用されだしたら、完全にこの組織の思うがままになるような気さえする。

ある意味警察検察というものは恐ろしい組織です。

心ある原田さんたちのような人たちが本当の意味で今後多数になってもらいたいが、その道のりはこの本を読むかぎり、相当難しいのかもしれません。

しかし、放置することなく今後も活動を続けていただきたいと切に願うものです。