1,800円以上の注文で送料無料

樹上のゆりかご の商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

『これは王国のかぎ』…

『これは王国のかぎ』で主人公だった女子中学生・上田ひろみが、高校生になって登場するストーリー。ファンタジー要素はほとんどなく、また違った雰囲気のミステリアスな学園青春ものです。合唱コンクール、生徒会、花火大会、文化祭と、都立の進学校に通う忙しい高校生たちの様子が懐かしいです。

文庫OFF

舞台は現代日本。東京…

舞台は現代日本。東京の片隅、多摩川にほど近い公立高校。  普通……よりは多少達観したような、高2の女の子が主人公。学校行事が特殊なその学校で起こった、事件の顛末が主。『これは王国のかぎ』とのリンクあり。

文庫OFF

「これは王国の鍵」の…

「これは王国の鍵」の主人公ひろみ(ジャニ)が主役。高校2年生になってて、全然前回の余韻がないのが残念。アナザーストーリー的なのかな、と思ったら、途中一度と、最後に少しハルーン達の事が出てきた。けれど彼女にとっては夢の中の出来事で片付けられててちょっと寂しい。

文庫OFF

2014/10/04

20141001 王国のかぎの続編だけど、 そんなに結びつきはないタイプ。 話にあまり入れなかったのもあって、 全体としてぼやけたイメージしか持てなかった。 でも登場人物がみんなとても印象に残るし、 エピソードやセリフも印象強く、 たしかに荻原作品だなぁとしみじみした。 マザ...

20141001 王国のかぎの続編だけど、 そんなに結びつきはないタイプ。 話にあまり入れなかったのもあって、 全体としてぼやけたイメージしか持てなかった。 でも登場人物がみんなとても印象に残るし、 エピソードやセリフも印象強く、 たしかに荻原作品だなぁとしみじみした。 マザーグースもサロメも大好物なので、そこらへん、すごく楽しかった。

Posted byブクログ

2013/06/25

図書館借用。何の知識もなく読み始めたら、「これは王国のかぎ」の主人公が続けて出てたらしい。これから読んでも問題なく読める。異様に文化祭にもえてた自分の高校時代を思い出しながら読めた。サロメとかの解釈が難しくてティーンは楽しく読めるのか謎。サロメの生首は金田一TVシリーズの真珠郎の...

図書館借用。何の知識もなく読み始めたら、「これは王国のかぎ」の主人公が続けて出てたらしい。これから読んでも問題なく読める。異様に文化祭にもえてた自分の高校時代を思い出しながら読めた。サロメとかの解釈が難しくてティーンは楽しく読めるのか謎。サロメの生首は金田一TVシリーズの真珠郎のしょっぱなに出てきたので、そればっかり思いながら読んだ。

Posted byブクログ

2012/08/08

私が初めて触れた荻原先生の作品「これは王国のかぎ」の主人公、上田ひろみをまたまた主人公に書かれた学園ミステリー。これかぎから二年後のお話。つまりひろみは高校二年生。 これかぎを最後に読んでから時間が経っているからか、この主人公があの主人公と同一人物とはなかなか受け入れられません...

私が初めて触れた荻原先生の作品「これは王国のかぎ」の主人公、上田ひろみをまたまた主人公に書かれた学園ミステリー。これかぎから二年後のお話。つまりひろみは高校二年生。 これかぎを最後に読んでから時間が経っているからか、この主人公があの主人公と同一人物とはなかなか受け入れられませんでした。それだけに印象が違っていたのです。作品の雰囲気も。作者は意図してそうしたかも知れませんが、最愛とも言えるこれかぎの続編として手に取った身には少なからず淋しくも感ぜられました。しかし思春期の中にあっては特に、人は変わっていくものです。新たな気持ちで読むとしましょう。 学校行事を中心に書かれているのですが、学校を出てより強く思う、学生時代特有の思い入れだったり、暗黙のルールだったり人間関係のあれこれが実に丁寧に書かれていて、当時のことなど振り返り、なんとも言えず不思議な心地がしました。 まるでリアリティに欠ける昼ドラのようなやり取りを交わし、悩みを抱えて、年を経た今思えば、そんな役柄をそれぞれが真面目くさって演じていたようでもあり。しかし当の本人たちにとっては全てが大問題で。 そんな学生の日常を瑞々しく書き出す筆者は化け物のようです。当時の感じ方を今になってそのままに読者に伝えると言うのは難題です。 そして伏線とその回収が気持ち良い。考える余白を残して尚且つその真相はすとんと落ちる。「いやでももしかして」を残してくれる親切。ミステリーにはとりわけ重要ですよね。かと言って真相が突拍子もないものでも読み手はムッとするだけで納得できません。 荻原先生はそのさじ加減が絶妙だと思うのです。 そしてやはり先生の作品にはときめきがあります。共感があります。自分の中にモヤモヤ漠然としていた何かを「こう言う気持ちってない?こんな時にこう感じたことない?」と的確な言葉で表現してくれるのです。孫の手のように。 これかぎに思い入れが強過ぎると少し切ない部分もありますが、作品としては好きです。

Posted byブクログ

2011/11/08

ハードカバーで読みましたが、うちにあるのは新書版です。 ひろみ嬢の言葉の感覚を身につけたい…… やんちゃな少年夏郎くんが裏表紙にいますが、 私の中のイメージによれば、彼はなぜか丸坊主。

Posted byブクログ

2011/10/25

荻原規子さんの作品「これは王国のかぎ」のヒロインひろみが高校生になったお話です。 「これは王国のかぎ」って読んだのが昔過ぎて詳しく覚えていないのですが、 確かドナルドダックとアラビアンナイトのお話って記憶が(笑) C★NOVELSだし、ジャンルとしてはファンタジーになるんだろうけ...

荻原規子さんの作品「これは王国のかぎ」のヒロインひろみが高校生になったお話です。 「これは王国のかぎ」って読んだのが昔過ぎて詳しく覚えていないのですが、 確かドナルドダックとアラビアンナイトのお話って記憶が(笑) C★NOVELSだし、ジャンルとしてはファンタジーになるんだろうけど、 荻原さんのお話って、私の中ではなぜか児童書にカテゴライズされます。もちろんいい意味で。 たぶん、私が小学校の図書室で本を読み漁ってたときに出会いたいお話だからだと思うんです。 ただ、西の善き魔女シリーズは少女小説っぽい感じがしますけどねぇ。

Posted byブクログ

2020/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011年6月4日読了 本当は読むつもりなかったんだけど、あらすじで『上田ひろみ』という名前を見て即座に手に取ってた。雰囲気からして学園ものなので、決して王国のかぎの(正統派)続編ではないのは分かってるけど、『上田ひろみ』のその後だと言われたら読まずにはいられないじゃないですか。 あの世界での話が少しでも彼女の身に沁みているのであれば、少しでも語られるのであればいいなと思う。 ひろみはあちらの世界ではハールーンに対して女の子らしさが出てたけど、今はジャニであった時のようにこざっぱりとしていつつも意志の強い、他人の意見に左右されない凛とした雰囲気が素敵。彼女の口からあの世界での話が語られ、最後のシメに持ってこられると感慨深くって、話の内容そっちのけになってしまう。 内容的には薄れてしまってもハールーンの存在を引きずりつつ生きている彼女が、事件を通じて現実(今の状況や友人)と向き合うお話だったのかなぁと思う。良くも悪くもそれをきちんと気付かせてくれたのは、有理だったんじゃないかな。 最終的に気になるのは、夏郎との関係だけど…どこかでまた語られるといいなぁ。そして、彼がハールーンだったらいいなぁと夢見てしまった。 『上田ひろみ』ではなく、読者側があの世界にノスタルジーを感じてしまうようなお話でした!

Posted byブクログ

2011/04/24

進学校でなんとなく執行部にたずさわることになった主人公。 合唱祭、演劇コンクール、体育祭と過ごす中でちょっとした事件が怒って行く。 爽やかな青春ものだと思って読んでたら、女の執念って怖いなと思ったり…

Posted byブクログ