末期ガンになったIT社長からの手紙 の商品レビュー

藤田憲一【著】

2021/08/01

30代前半での末期がんの再発告知からの行動をご本人が書かれた一冊。

若くして本業と投資で成功を収めた藤田氏のことは他の著書で知った。
まさか夭折されていたとは…
余命3ヶ月宣告後に「最後の事業計画書」の作成に至るレジリエンス発揮までの過程が生々しく描かれており、生き方について深く考えさせられた。

2019/03/04

突然余命3ヶ月の宣告を受けた、若手IT社長が闘病生活の中で書き下ろした1冊。

著者の藤田さんがガンの再発・そして3ヶ月という余命を言い渡されたのは、1月23日。
ライブドアの堀江さんが逮捕された日だったらしい。
あれから、５ヶ月。
藤田さんは「人生の総仕上げ」と称した事業計画を成し遂げるために、今も日々ガンと闘病されている。

事業計画の第１フェーズがこの本の執筆だそうで、今はフェーズ2のテレビ出演を実現中。先週当たりから「特ダネ！」や「筑紫哲也NEWS23」「スタメン」等々、色んなメディアで特集されていた。そして、今フェーズ3として、3大ブログ（yaplog！、ライブドア、アメブロ）を使って情報を発信している。

一般に「ヒルズ族」と称されるベンチャーIT社長とは少し考え方が違う藤田さんの人柄・人生観・使命感がグっと心に響いた。
これは悲劇の闘病日記・ノンフィクションエッセイではない。

ビジネスマンとしての藤田さんの仕事の仕方、自分との向き合い方が病と向き合う強さにつながっているのだと感じられるし、藤田さんの死の受け入れ方と生きることへの執着が、まだ人生最後の日が見えていない私たちにも自分の人生の「事業計画」を考える気にさせてくれるの。

2016/08/03

闘病記はいろいろ読んでみたけど、このタイプは初めて見ました。すごく怖い状況なのに、こっちが励まされる（いや、自分健康体ですが）気になるのはなぜだろう。例え健康でも、明日交通事故や災害ではかなくなってしまうかもしれない。時間は有意義に使わなくちゃ！そう思わせてくれる一冊でした。著者様、まだ存命だと良いのですが…。

2015/12/07

どこまでも前向き。
でもその心境に行き着くまでの苦悩も大きい。
果たして自分は余命宣告された時、こうも前向きになれるだろうか。
今の命と時間を大切に生きて行きたい。

2011/01/10

読売新聞で紹介されてて手に取った本。
「ガン」だから重い話かな、とか
「ＩＴ社長」だからガツガツした人かな、とか
先入観を持って読んだけど、かなり覆された。
快気祝いの章は私の泣きポイント。

2009/10/04

2007年終了。
ニュース番組の特集で彼の存在を知って購入。父親がガンになったこともあり、激しく感情移入。
自分の人生って？と考えさせられた１冊。

2009/10/04

これはいとこのおばちゃんが送ってくれた！
「おばちゃんはあと２０年ぐらいだけど美央ちゃんはまだまだこれからだから頑張って」
的な手紙同封で。
切なくなったのは言うまでもない！

2009/10/04

自分の死ぬタイミングが解ると、こんなに前向きになれるのかな。とても明るくて希望に満ちた文章です。健康な私の方に訴えかけてきます。
佳人薄命とは良く言ったものです。走り抜た人だったと思います。私はこの筆者を、この本を通してしか知らないけど。
嫌だけど、こんな生き方もいいのかもなって思ってしまいます。

2009/10/07

人生を楽しく生きることとは？
人生にどういった意味を持たせるのか？
そういったことを、
理屈抜きに伝えてくれる本な気がしました。

2009/10/04

著者の恐ろしいほど病気に対しての前向きさ・・。正直同じ立場になったら俺はどーなのか？健康であることの幸せさが実感できます。そして健康を維持するよう日々心がけなければと思いました！藤田社長には頑張って下さいとしか言えないです。頑張ってください。