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絵になる大人になれなくても の商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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2019/12/22
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 電子機器メーカーの営業である坂上真弓は、バイトとして現れた井原峻之に驚く。  坂上は井原と高校時代に親しくており、坂上は井原のことを「親友」だと思っていた。  けれど、井原は坂上の前から何も言わずに姿を消し、坂上はそのことをずっと忘れられずにいたのだ。  そんなある日、井原と二人きりになると 「あのころから俺のこと、好きだったろ……」  と言われ  という話でした。  突然、切られてしまった坂上の戸惑いもよくわかるし。  少し歳をとってから読むと、切らざるを得なかった井原の気持ちもわかる。  どっちもわかるから切なくて辛い恋だったのだけれど、二人が幸せになってからは、ふいに魅せる坂上の素直さがとてもかわいらしくて、かなりときめきます。  切なさの中に甘さがあって、とてもいい小説でした。  二人が気持ちを伝え合うところなんて、もどかしくてうまく伝わらない切なさで思わず泣いてしまいました。

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2019/10/04
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読んでてなかなかモヤモヤする話だった。 会社での描写がやたら長いのもあってページ数の割には前半ダレる。 攻めは結局8年前受が自分の思いを受け止められないと思って姿を消すけど酷い消え方をするから受はそれが心の傷になっている。相手が好きだから姿を消すというのはよくあるけどなんか全部理由を受のせいにしてただただ逃げてるだけの攻にイライラ。結局再会したところで行動を起こすのは受で攻めはまたしても受の前から消えようとしていて、、受が行動しなかったらくっつかなかったんだろうなぁという。なんか言葉では受のせいみたいな感じで言ってるけど攻も悪いよねって思った。エロ描写は執着感が出ていてよかった。

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2014/08/12

受けのいい意味で頑なな部分にすごく好感が持てた! 揺るがない相手へ信愛を学生のころから裏切られても捨てられても結局芯の部分で持ち続ける強さ。 それに引き替え。。。。。 この攻めは私の中でちょっと違うなぁって。 確かに、汚したくない、普通の幸せを、正しい道をって思って身を引いたの...

受けのいい意味で頑なな部分にすごく好感が持てた! 揺るがない相手へ信愛を学生のころから裏切られても捨てられても結局芯の部分で持ち続ける強さ。 それに引き替え。。。。。 この攻めは私の中でちょっと違うなぁって。 確かに、汚したくない、普通の幸せを、正しい道をって思って身を引いたのかもしれないけど、その後大人になっても相手を尊重できず自己満足でひどい態度を取り続ける部分は読んでて男らしくなくて。 崎谷先生の攻めって好きなはずだけどこの攻めは好きになれなかった。 結局受けがまっすぐ諦めず自分を受け入れ相手を受け入れてくれたから納まったけど、攻めはずるいなぁって印象。。。 相手の為って言いかえれば自分の保身ってことなんだなぁってこの本を読んで改めて思った。 ☆3.4

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2013/11/17
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役者×サラリーマン。高校時代から続く8年越し(10年越し)の純愛。受けが真面目で純朴で少々潔癖気味な故にすれ違う。地に足がついたしっとりとしたストーリー。グルグルと思い悩むさまは少々中だるみもあるが、両者の葛藤がダイレクトに伝わってきて十分楽しめる。エロは回数こそ少ないが濃厚で濃いめ。攻めの10年分の思いを体現しているようで生々しくも微笑ましい。

Posted byブクログ

2010/10/08

坂上真弓の勤める会社に短期間の派遣社員で来たのは高校時代親友だと思ってたのに、卒業と同時に逃げるように音信不通になった井原峻之だった。 8年前に、自分の前から姿を消した井原のよそよそしい態度も自分がすっかり消化したつもりになっていた“捨てられた”ような感覚も、それは、当時、井原...

坂上真弓の勤める会社に短期間の派遣社員で来たのは高校時代親友だと思ってたのに、卒業と同時に逃げるように音信不通になった井原峻之だった。 8年前に、自分の前から姿を消した井原のよそよそしい態度も自分がすっかり消化したつもりになっていた“捨てられた”ような感覚も、それは、当時、井原のことを恋愛対象として好きだったという事を認識した途端に全てのつじつまがあったと理解した真弓。 そして、無理矢理にでも離れなければ、真弓の人生を滅茶苦茶にしてしまいそうな位に好きだった井原。 壮絶な恋愛でしたね。 離れていた8年を惜しむかのように甘々な二人に幸せを感じて良かったです。 高校生というまだまだ未熟な時だったら、その時の二人は付き合っても長くは続かなかったと思うと、8年の月日は無駄では無かったと思います。 それにしても、相変わらず、崎谷先生の攻めは受けをぐだぐだに甘やかすのが好きだなぁ。これだけ、甘やかされて愛されれば本望よね。 Hシーンも、きっちり濃くて満足致しました(笑) イラスト:ヤマダサクラコ 劇団員×リーマン、『大人は愛を語れない』の湯田直海と同じ劇団です。

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2009/12/29

高校卒業と同時に、まるで捨てられるように、目の前から消えられた 心を許して信じていた親友(攻め)が、受けの会社の短気アルバイトで 入ってきた。受けは真面目でナイーブで不器用。何食わぬ顔で再会し 相変わらず人当たりが良く何でも器用にこなせる彼に、苛立ちを 日々募らせる。 どうして...

高校卒業と同時に、まるで捨てられるように、目の前から消えられた 心を許して信じていた親友(攻め)が、受けの会社の短気アルバイトで 入ってきた。受けは真面目でナイーブで不器用。何食わぬ顔で再会し 相変わらず人当たりが良く何でも器用にこなせる彼に、苛立ちを 日々募らせる。 どうして、あんなに側にいたのに彼は消えたのか。 ほんの時々見せる「好意」らしきものは、何のつもりなのか。 彼が距離をとった理由は、ほとんどの読者には想像がつくと思います。 良いんです。崎谷さんはそれで(笑。 それにしてもこの2人が結ばれる最後の一山、玄関先での口論ですが 君たち、早いところ肝心なひとこと言っちゃいなさいよ!と 若干イライラはしましたが、その後はいつものこってりHだったので 許しますw。

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2009/10/04

機器メーカーの営業である坂上は、ある日自分の勤める営業所に、意外な人物がバイトに来たことを知る。高校の同級生で、卒業と同時になぜかいっさいの連絡を絶った、かつての親友、井原だった。 八年前、なぜ自分はいきなり縁を切られたのかわからず、過去の疵としてそれを引きずっていた坂上は素直に...

機器メーカーの営業である坂上は、ある日自分の勤める営業所に、意外な人物がバイトに来たことを知る。高校の同級生で、卒業と同時になぜかいっさいの連絡を絶った、かつての親友、井原だった。 八年前、なぜ自分はいきなり縁を切られたのかわからず、過去の疵としてそれを引きずっていた坂上は素直に井原に接することができないでいたが――。

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2009/10/07

「俺を置いていかないで…」って言葉は可愛いよなーと。ツボでした。ただ、年齢設定のわりにキャラクターがちょっと幼い感じがしなくもないような。

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2009/10/04

これタイトルすばらしいよね〜〜〜!!! タイトルとあわせて一層本文がすてき…。受けを思いやって勝手に身を引く攻め、という図式はもう崎谷せんせいの得意分野なんですね。つみなひと…

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2009/10/04

作者買い+衝動買いです。買うつもりではなく本屋に行ったのに、つい買ってしまいました(苦笑)でもこれは買って正解。大変楽しかったです。どちらかというと書き下ろしの「そして透明な」の方が好きだったかな〜坂上の魅力と井原の思考が分かりやすかったので。

Posted byブクログ