1974フットボールオデッセイ の商品レビュー

西部謙司【著】

2012/10/26

１９７４年Ｗ杯決勝、西ドイツvsオランダ、オランダの未来の戦術、トータルフットボールは負けてしまったが、勝った西ドイツのフォクツでさえ、勝利の原因がわからないということ。

それぞれ決勝に残った選手や監督などに焦点を当てて、史実に即して、それぞれの会話などは小説なので創作なのだそうだが、史実からすれば本当のようだ。とにかく有名な監督・選手の性格も含めて、小説としても楽しめると思う。

例えは良くないが、キャプテン翼のメインキャラクターを紹介しつつ、そのままｊキャラを生かして、スピンオフで決勝で対決というストーリーの感じだろうか。とにかく往年の選手を知りたい人には楽しい本だと思う。

2012/03/09

194年のW杯決勝を題材に鍵となった選手や出来事をまとめたノンフィクションに近いフィクション。

サッカー好きは伝説の決勝を想像でき、楽しめる。

2011/09/17

　74年W杯西ドイツ大会決勝を舞台とした、サッカー歴史小説。74年W杯西ドイツ大会決勝、皇帝・ベッケンバウアー擁する西ドイツ vs スーパースター・クライフ擁するオランダ。大会を席巻し、サッカーの流れを変えた“未来のチーム”オランダは、なぜ敗れたのか？　勝利した西ドイツの選手さえも「わからない」と発言した伝説の試合の謎を解いている。　　
　ヨーロッパサッカーファンにはたまらん一冊です。初心者の私でも、分かりやすく且つ興味深いストーリーと感じました。当時の選手がたくさん出てくるので、彼らの背景や歴史を知っておくと更に面白く読めます。私は以下のサイトで選手のプロフィールを確認しながら読みました。http://www.geocities.jp/fb_museum/

2010/01/10

西部謙司さんが、1974年ワールドカップ決勝の西ドイツVSオランダ戦について、様々に取材しまとめられた本です。
生まれる前の事なので、この試合に思い入れなど無いのですが、双方のキーマンを軸に、戦術や背景を織り交ぜて、読み応えある内容となっています。
わずか1試合をネタに1冊の本を書かれてしまう辺り、西部さんの造詣の深さを感じてしまいます。