ラジウム怪盗団現わる!/小惑星要塞を粉砕せよ! の商品レビュー
「ラジウム─」はハミルトン最後の長編。様々なガジェット や今では存在が否定されているヴァルカンという惑星の 面白さもさることながら、この話の最大のポイントは今まで いそうでいなかった新しいタイプの悪役ルウ・グウルと わけありの宇宙海賊ボルク・キングの二人だと思う。 ところでルウ・...
「ラジウム─」はハミルトン最後の長編。様々なガジェット や今では存在が否定されているヴァルカンという惑星の 面白さもさることながら、この話の最大のポイントは今まで いそうでいなかった新しいタイプの悪役ルウ・グウルと わけありの宇宙海賊ボルク・キングの二人だと思う。 ところでルウ・グウルはなぜ月には手を出さなかったの だろう?(笑)。 「小惑星─」はマンリー・ウェイド・ウェルマンの手による もの。キャプテン最大の敵ウル・クォルンとその愛人ヌララ の再登場だったり、キャプテンの「家」とも言える月の消失 など面白くなる要素はたくさん盛り込まれているのだが、 物語が一様に平板で盛り上がらず非常に残念な出来。これが キャプテン・フューチャー最後の長編というのはさすがに 淋しいなぁと感じてしまう。ひょっとしたら野田大元帥も そう思ったのかもしれない。
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キャプテン・フューチャーにハミルトン以外は不要 表紙 5点水野 良太郎 展開 5点1946年著作 文章 5点 内容 420点 合計 435点
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