水木しげるの日本妖怪紀行 の商品レビュー
<目次> 略(約60の妖怪を紹介) <内容> 文庫オリジナルの本。上記のように約60の妖怪について、水木さんの画と見開き2ページの説明。そのあとに妖怪好きライターによる、細かい伝承の解説が載る。水木さんのお人柄か、なんとなくほのぼのとした本になっている。
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「小豆とごうか人取って食おうか」小豆洗いの歌が、橋の下から聞こえる。川原では河童に相撲を挑まれ、海では舟幽霊に追いかけられる。大木から釣瓶落としが落ちてきて、宿には座敷わらしが顔を出す。日本は妖怪天国だ。第一人者・水木しげると気鋭の研究家・村上健司が、全国に伝わる四十九の怪異を紹...
「小豆とごうか人取って食おうか」小豆洗いの歌が、橋の下から聞こえる。川原では河童に相撲を挑まれ、海では舟幽霊に追いかけられる。大木から釣瓶落としが落ちてきて、宿には座敷わらしが顔を出す。日本は妖怪天国だ。第一人者・水木しげると気鋭の研究家・村上健司が、全国に伝わる四十九の怪異を紹介する。「鬼太郎」に胸をときめかせた、あなたに贈る、大人のための妖怪図鑑。(表紙裏) 有名どころを並べた一冊。 なのですが、タイトルから思えば、もっとしっかりとした『場所』を前提とした妖怪を集めてほしいところ。 基本的に妖怪は場所につくものですし、十分に可能だったはず。ガイドブックとしては物足りなく思いました。
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私の住んでいる街にも妖怪話があるのには驚きでした。 ドライブとかでいつも通過してしまう田舎の村にも妖怪話があると知り、これまた驚き。 なかにはいい加減な話もあるでしょうが、日本中あちこちに妖怪話があるのには改めて関心します。 実在しないと分かっていながら、なぜこの地にこの...
私の住んでいる街にも妖怪話があるのには驚きでした。 ドライブとかでいつも通過してしまう田舎の村にも妖怪話があると知り、これまた驚き。 なかにはいい加減な話もあるでしょうが、日本中あちこちに妖怪話があるのには改めて関心します。 実在しないと分かっていながら、なぜこの地にこの妖怪が生まれたのだろうと考えるのも、ひとつの楽しみ方かもしれません。
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日本各地の49の妖怪の紹介。旅行先に何か妖怪や謂れが無いかこの本をめくりながら確認するのも面白いと思います。 姫路城を観にいったことがあるのですが、この本を読んでから観に行けばよかったような事柄もあり、ちょっとした話の種とかでも手元に置いておきたい本です。
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水木翁の絵と文に村上健司氏の探訪ガイド付き。 文庫だけど内容は豪華。 村上健司氏は京極堂シリーズに登場する「沼上蓮次」のモデル。
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あちこち旅してきたのであそこにあんなオバケがいたのかと思うと妙な気分になる。たしか水木しげるロードという道も西の方にあった。都市伝説や生々しいオバケの話ではなく古事記や風土記など昔からの言い伝えのオバケたちなのでもしホントにいたら怖くてたまらない。ドライブがてら山頂目指して車を走...
あちこち旅してきたのであそこにあんなオバケがいたのかと思うと妙な気分になる。たしか水木しげるロードという道も西の方にあった。都市伝説や生々しいオバケの話ではなく古事記や風土記など昔からの言い伝えのオバケたちなのでもしホントにいたら怖くてたまらない。ドライブがてら山頂目指して車を走らせていると素晴らしく眺めのよい場所で車から降りた。気分も高揚して思わず彼女はヤッホーと叫んだ。すると聞こえた。遠くから。その彼女も小さく呼び返した。幽谷響(やまびこ)。これも妖怪である。姿はチンパンジーみたいで耳が兎のように長い小僧である。昔、会津の山で狩りに出かけた男が鉄砲でズドンと獣を撃った。辺りに響いたそのズドンという音こそ幽谷響の原型である。撃った男はその場を走り去ろうとするが誰もいないはずの山奥で何者かと男はぶつかった。「気をつけろ!」「おまえの方こそ気をつけろ!」「おまえはいったい何者だ!」「オレは山谷響だ。」
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『しゃばけ』を読んだ直後に見つけてぱらぱら見たら、ちょうど「見越入道」が出ていたので買ってみた。実際にその妖怪ゆかりの地に行くための探訪ガイドがついているのがユニーク。妖怪事典としては分量的に物足りないが、日本妖怪をあまり知らなかったのでおもしろかった。
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