「自由な時代」の「不安な自分」 の商品レビュー
冷戦期アメリカの理想的な家庭像とその家庭像を保つための消費は、ソ連に対抗するための武器の一つだったという話は面白かった。
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さまよう「自分らしさ」はなかなか納得いく論に思えたが、最後の天皇制はデータを引用してはいるが、あまりにも主観的な気がする。随所に見られるインタビュー調査のトランスクリプトが興味深いと思った。
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80年代の都市社会学が中心で、渋谷パルコ論がわかったのは良かったが 内容の一貫性に欠ける。斎藤環氏にいわせれば、典型的な『若者論』だろう。 若者のアイデンティティは、絶縁を恐れるような携帯電話の使用に象徴される。 でも、それだけじゃないし、検討の余地がある。 斎藤氏の『思春期ポ...
80年代の都市社会学が中心で、渋谷パルコ論がわかったのは良かったが 内容の一貫性に欠ける。斎藤環氏にいわせれば、典型的な『若者論』だろう。 若者のアイデンティティは、絶縁を恐れるような携帯電話の使用に象徴される。 でも、それだけじゃないし、検討の余地がある。 斎藤氏の『思春期ポストモダン』のほうが、頭一つ抜きん出ている本です。 イームズとNY万博とか面白そうなコラムはあったが、あくまでサブカルな社会学のように 感じた。そして、若者の調査が古い。少なくとも、2005年以降の若者くらい新しい調査じゃないと 意味がない。若者の嗜好はいつも目覚ましく進化するものだから。
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2006.07 第1章のさまよう「自分らしさ」は秀逸。かなり主観的なところはあると思うが、相変わらずの洞察の深さを感じた。上野千鶴子さんの脱アイデンティティの中で紹介されていたものと同じらしい。
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今まで三浦さんが書いてきた消費社会論をまとめた本です。なので、時代が古ーいものもあったりします。僕はこの人のファンなので購入しましたが、下流社会を読んで面白かったから、読んでみようという人は、そんなに期待しないほうがいいですよ。まぁ対談形式のコラムが各章の終わりにあるのですが、そ...
今まで三浦さんが書いてきた消費社会論をまとめた本です。なので、時代が古ーいものもあったりします。僕はこの人のファンなので購入しましたが、下流社会を読んで面白かったから、読んでみようという人は、そんなに期待しないほうがいいですよ。まぁ対談形式のコラムが各章の終わりにあるのですが、それは非常に読む価値ありだと思います。
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