ビア・ボーイ の商品レビュー
ビールシェアで苦戦を強いられるスターライトの巻き返しを図る企業エンタメ小説。 時代は1980年代、瓶ビールが主体だった頃。 酒癖の悪さから花形の宣伝部から、営業成績最低の広島支店営業部に飛ばされた上杉朗。 最初こそ腐っていたものの、良き先輩に囲まれ、広島から缶ビールの...
ビールシェアで苦戦を強いられるスターライトの巻き返しを図る企業エンタメ小説。 時代は1980年代、瓶ビールが主体だった頃。 酒癖の悪さから花形の宣伝部から、営業成績最低の広島支店営業部に飛ばされた上杉朗。 最初こそ腐っていたものの、良き先輩に囲まれ、広島から缶ビールの新しい販売戦略を立ち上げようと奮起する。 しかし会社の古参や副社長派の瓶ビール主体派などの抵抗に遭うが、培った地元の人脈と同じ気持ちの社員とで広島での缶ビール販売を盛り上げていくサクセスストーリー。 社会派企業小説で期待しましたが、キャラが濃いわけでもなく、会社の汚さが目立つわけでもなく、なんかもう一つ魅力が欲しいところ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公は、ビール会社の5年目のサラリーマン。 本社の宣伝部から地方の営業部へ転勤。 仕事を頑張る話かなと思っていましたが、 会社の内紛に巻き込まれてしまう話でした。 こんな酒癖が悪いやつを応援出来ませんでした。
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ビールやウイスキーを製造販売するスターライトの宣伝部で働くエリートサラリーマン上杉は、素行の悪さから広島に飛ばされ、営業の仕事に就くことに。再び宣伝部に戻るのを目標に、上司の柴にしごかれながら、時には失敗もしつつ仕事をこなす。王道のサクセスストーリーかと思いきや、意外とそうでもな...
ビールやウイスキーを製造販売するスターライトの宣伝部で働くエリートサラリーマン上杉は、素行の悪さから広島に飛ばされ、営業の仕事に就くことに。再び宣伝部に戻るのを目標に、上司の柴にしごかれながら、時には失敗もしつつ仕事をこなす。王道のサクセスストーリーかと思いきや、意外とそうでもなく、ストーリー全体の勢いも弱いような…主人公の上杉も、結局はなにを行動したのか?というと、目立ってなにもしていないような…周りの人々の力添えばかりが目立って少し物足りなく感じました。柴さんの最後も、それでいいの?とモヤモヤしつつ読了。
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昨今ビールは醸造ということを結構推している。日本酒適合米を使って仕込んだり。プレミアムビールも増え「とりあえずビール」は昔のことになりつつあるのかな。醸造家に思いを馳せながら神戸限定づくりを一本。
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ぅんぅん、なかなかよかったよ。 人ってそんなに変わるもの??と、やや途切れた感覚がなくもなかったけど、なんていうか、半沢系。青春会社劇。 何事にも素直に、一生懸命取り組むと楽しいよ、そんな感じの本。ハードカバー、大きく見えるけど、ものすごいサクッと読めた。 最後、やや物足りない感...
ぅんぅん、なかなかよかったよ。 人ってそんなに変わるもの??と、やや途切れた感覚がなくもなかったけど、なんていうか、半沢系。青春会社劇。 何事にも素直に、一生懸命取り組むと楽しいよ、そんな感じの本。ハードカバー、大きく見えるけど、ものすごいサクッと読めた。 最後、やや物足りない感はなくもないけど、でもまぁ、小説・ドラマとして読むには十分だよね。
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ビール会社の花形宣伝マンだったが 女性関係の失敗が原因で広島へ左遷され、 成績不振の広島で慣れない営業に苦労する。 左遷され、くさりかけていた主人公が 広島・福浦での営業を通して 周りの人に助けられながら成長していく話。 瓶ビール主流から缶ビールへの転換期の頃を書いているので...
ビール会社の花形宣伝マンだったが 女性関係の失敗が原因で広島へ左遷され、 成績不振の広島で慣れない営業に苦労する。 左遷され、くさりかけていた主人公が 広島・福浦での営業を通して 周りの人に助けられながら成長していく話。 瓶ビール主流から缶ビールへの転換期の頃を書いているので、今から少し前の話のようだが、 営業マンの苦労は今も昔も変わらないと思う。 本当の世界はこんなにとんとん拍子に上手く行かないと思うけど、小説としては夢があったほうがいい。
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ビール会社の宣伝部長が突然の転勤で広島の営業をやることになる。 始めは営業をなめていたが、人の暖かさや、営業の面白さにふれ、主人公『上杉』は心を動かされる。 営業の仕事がおおよそわかった。業調や店周りなど体力的に厳しいところがある。しかし会社の怠惰なところを変えようと奮闘すると...
ビール会社の宣伝部長が突然の転勤で広島の営業をやることになる。 始めは営業をなめていたが、人の暖かさや、営業の面白さにふれ、主人公『上杉』は心を動かされる。 営業の仕事がおおよそわかった。業調や店周りなど体力的に厳しいところがある。しかし会社の怠惰なところを変えようと奮闘するところがよかった。商品に対するプライドというより、仕事に対するプライドをもっていればいいのではないかと思った!
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作者はサントリー宣伝部出身らしい。おそらく、サントリーをモチーフにしたのは想像出来る。先日、佐治敬三の評伝を読んだばかりだったのは何かの偶然かも。作品自体は面白いが、文章が小説向きでは無いかもと思いました。
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長時間のバス移動の暇つぶし用に あんまり期待せずに買いましたが、 意外に面白かったです。 東京での本社の仕事を経てからの、 広島での営業の仕事。 境遇的に重なる部分も多く、 色々と共感できるところ、 学ぶべき姿勢などありました。 また、ビールの話なので、 酒系問屋さんの描写...
長時間のバス移動の暇つぶし用に あんまり期待せずに買いましたが、 意外に面白かったです。 東京での本社の仕事を経てからの、 広島での営業の仕事。 境遇的に重なる部分も多く、 色々と共感できるところ、 学ぶべき姿勢などありました。 また、ビールの話なので、 酒系問屋さんの描写などがリアルで、 新入社員時代の同行販売などを、 思い出しました。 さくっと読めます。
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これは面白かった。 特にビール業界の方々、もしくはこれから就職を考えている学生にとってはバイブルとなるべき小説。 うまいビールをお客さんに飲んでもらうという喜びを得るために悪戦苦闘する主人公。 サラリーマンの基本が、そこにあるような気がしたなあ・・。 この小説の主人公の会社は「...
これは面白かった。 特にビール業界の方々、もしくはこれから就職を考えている学生にとってはバイブルとなるべき小説。 うまいビールをお客さんに飲んでもらうという喜びを得るために悪戦苦闘する主人公。 サラリーマンの基本が、そこにあるような気がしたなあ・・。 この小説の主人公の会社は「スターライトビール」という会社で「サントリービール」を暗示している様子。 (作者の吉村氏は、なんとサントリーの宣伝部出身とのこと) その他にもライバル会社として登場する「ライオンビール」は、「キリンビール」を暗示している。 ・・・あれれ、このサントリーとキリンの2社って経営統合するんじゃないか! 日本のビール業界も大きく様変わりする過渡期。 リアルな営業の最前線では、この統合って本当にビックリしたことだろうなあ・・。
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