核燃料サイクル20年の真実 の商品レビュー
核燃料サイクルはアメリカの核拡散政策のブレによって大きく影響されたが、国・事業者・地元青森県が一体になって取組むことによって、国際的にその必要性が認められた。 経済的にはワンススルー政策(再処理せずに埋める)のほうが合理的とも言われてきたが、ペットボトルなどと同じで、安いから...
核燃料サイクルはアメリカの核拡散政策のブレによって大きく影響されたが、国・事業者・地元青森県が一体になって取組むことによって、国際的にその必要性が認められた。 経済的にはワンススルー政策(再処理せずに埋める)のほうが合理的とも言われてきたが、ペットボトルなどと同じで、安いからリサイクルするのではなく、ゴミを資源として有効活用し廃棄物を減らすこと、プルトニウムが軍事転換されないよう減量化を図ることを目的とすべきであり、ワンススルーを採用していたアメリカも転換しつつある。 さらには、資源価格の高騰から、再処理が経済的にも必要とされるようになって来た。 アクティブ試験が開始されているが、エネルギーをめぐる大きな国際政治の流れの中で、日本が自立していくためにも早急な核燃料サイクルの確立が望まれる。
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