脱力系女子大教授 の商品レビュー
なぜAmazonのwishlistに入っていたのか思い出せないけど、お茶大の生物学者・林正男氏によるエッセイ。 気楽に読める本だけどちょっと面白かったのが、タクシー理論。曰く道に詳しくない素人運転手ほど遠回りして高い運賃を稼げる。科研費など国からの予算でも、安く成果を上げても、余...
なぜAmazonのwishlistに入っていたのか思い出せないけど、お茶大の生物学者・林正男氏によるエッセイ。 気楽に読める本だけどちょっと面白かったのが、タクシー理論。曰く道に詳しくない素人運転手ほど遠回りして高い運賃を稼げる。科研費など国からの予算でも、安く成果を上げても、余った予算を他のことに使うと「目的外使用」で犯罪になる。能力と努力が報われない。なるほどと思うけど、結局、どちらの分野も能力がある人しか生き残れないよね? あと、大学の法人化後、教員の雑用が増えたという話。独法にも当てはまるかもね。アカハラ・セクハラに神経質になりすぎって話がたびたび出てくるけど、なんか本筋じゃないところに無駄な努力を割かれすぎている気がする。
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理系のことをよく知っている人にとっては、とくに目新しいことはない。 でも、その語り口は、軽妙で非常に読みやすいので理系でない人や、これから理系を目指す人にとっては、教授ってどうなの?という疑問の一部に答えをくれる本だと思います。
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面白いけれど、この値段では……新聞コラムだったから仕様が無いんだろうが。文庫だったら良かったかも。でもイラストは可愛い。
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『理系の大学教授と聞くと「堅苦しい」「清貧高潔」と考えがちだが』って誰がそんなこと考えるのか。 警官も教師(含大学の教師)も医者も銀行員も、今やそれほど固い商売ではないでしょう。難いのはたしかですが。
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