ソロモンの指環 の商品レビュー
面白かった!久しぶりにこんなに面白くて、わかりやすくて、知識も仕入れることができた本に出会えました。 そうか、雛の刷り込みの研究ってこの方だったのか。書かれたのはだいぶ前ですがそれでもその頃から人間の偏見は変わってないんだな、と思います。 ノロジカってそんな凶暴な生物だったんだ…...
面白かった!久しぶりにこんなに面白くて、わかりやすくて、知識も仕入れることができた本に出会えました。 そうか、雛の刷り込みの研究ってこの方だったのか。書かれたのはだいぶ前ですがそれでもその頃から人間の偏見は変わってないんだな、と思います。 ノロジカってそんな凶暴な生物だったんだ… 自分も昔店で売っていたハムスターには手を焼きました…(個体の大きさをそろえたり、同じ時期に入荷した子じゃあないと殺し合いをするんですよ。籠だから逃げ場もないし… 可哀そうなことをしたな、と思います。1匹殺されてからはその後大きく育ってしまった子を格安で売り払ってから仕入れることにしましたが。今は哺乳動物は扱わなくなりました。動物にも、人間にもその方が良いと思います。飼うなら専門店の方が良いですよね。) それにつけても動物をよく知らない人に限って「動物は同族殺しはしない」とか、他の動植物と自然は共存・共生しているなんて言うなあ、と。一度、こういう本を読んでみるとよいのに。なかなかシビアな世界です。自然界は決して甘いものではないけれども、動物と暮らすことはとてつもない喜びをもたらしてくれる。それは本当だなあ、と思います。 こんなに楽しそうに動物との暮らしを書いた作品を見たのは初めてです。面白かった! が、自分ローレンツ先生ほど寛容ではないので放し飼いの鳥と猿には我慢できないと思われます。それ以前にゴールデンハムスターも嫌だな… でもコクマルガラスは飼ってみたいかも。大変な十字架を背負うことになっても。 ソロモンの指環がなくても、自分のよく知っている動物となら心を交わすことができる。そうですよね!…と言いたいところですが。 いまだに16年同居している猫の無駄鳴きの意味がわかりません… 困ったものだ。
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著者であるコンラート・ローレンツ氏の予備知識はほとんど持っていなかったため、バランスドアクアリウムに関する記述が第2章とかなり前半でたった9ページしかないことにいささか肩透かしをくらった状態での読み初めとなりました。 (アクアリウム的には☆ふたつといったところでしょうか) ある動...
著者であるコンラート・ローレンツ氏の予備知識はほとんど持っていなかったため、バランスドアクアリウムに関する記述が第2章とかなり前半でたった9ページしかないことにいささか肩透かしをくらった状態での読み初めとなりました。 (アクアリウム的には☆ふたつといったところでしょうか) ある動物の一行動について、「なぜそう解釈できるの?」と不思議に思うほど研究を重ねており、私を含めて一般の人々は表面上の見かけだけでその動物の評価を下していたのだと感じました。
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