井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法 の商品レビュー
2015年10月25日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「もっと売れていい本」。
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時々読み返す、好きな本です。 やさしくて、力強い言葉と、イラスト。 剣より強いものがあって、それは戦わずに生きること。 まさしくそうだよなぁ、と。 力で解決しようとするのではなく、言葉を尽くして話し合い、解決しようとすること。 読み返すたび、初心に戻るような、足もとを確かめ...
時々読み返す、好きな本です。 やさしくて、力強い言葉と、イラスト。 剣より強いものがあって、それは戦わずに生きること。 まさしくそうだよなぁ、と。 力で解決しようとするのではなく、言葉を尽くして話し合い、解決しようとすること。 読み返すたび、初心に戻るような、足もとを確かめるような気持ちになります。
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日本国憲法を子供向きにした本。だが、内容はそれほどわかりやすいものとは感じなかった。やっぱり憲法を子供たちにどう伝えるかっていうのは難しい。
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小学生向けに、いわさきちひろさんの絵つきで、とても分かりやすく書かれています。最近、憲法ってどんなものなんだろうと興味を持ち、少しずつ本を読み始めました。この国の憲法がつくられた背景などは別として、前文と九条で何を言おうとしているのかが良く伝わってきました。何より文章が分かりやす...
小学生向けに、いわさきちひろさんの絵つきで、とても分かりやすく書かれています。最近、憲法ってどんなものなんだろうと興味を持ち、少しずつ本を読み始めました。この国の憲法がつくられた背景などは別として、前文と九条で何を言おうとしているのかが良く伝わってきました。何より文章が分かりやすく書き換えられているのが良いです。あたりまえです、小学生向けですから。いくら良いことを言っていても、ことばが古くて難しいと何を言っているのかわかりません。難しい文章を時間をかけてしっかり解釈するというのも大切かもしれませんが、でもまずはどんなことが書いてあるかを知らないと、入っていきにくいのではないかと思います。1時間もかからずに読める本ですが、憲法のこと、この国のことを考えるきっかけ作りになると思います。決して武力ではなく話し合いで何でも解決するというこの憲法の姿勢を、もう一度しっかりと世界に発信していくべきだと思いました。
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子どもたちに憲法を知ってもらうには、とってもわかりやすいと思います。 憲法の話だけでなく、平和についても書かれています。
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友達の中村君が図書館から借りて来ていたのを見せてもらって、なんどもなんどもよみました。子供達にわかりやすく、大人たちにも訴えかける素晴らしい文章と挿絵に感激して即座に購入しました。この本を読み込んで読み込んで、何度も何度も繰り返して読んで、五日子供達に読み聞かせをできたらいいな、...
友達の中村君が図書館から借りて来ていたのを見せてもらって、なんどもなんどもよみました。子供達にわかりやすく、大人たちにも訴えかける素晴らしい文章と挿絵に感激して即座に購入しました。この本を読み込んで読み込んで、何度も何度も繰り返して読んで、五日子供達に読み聞かせをできたらいいな、と思います。それまで変わらないでくれ!買えないでくれ!日本国憲法!!
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お義母さんが長女にと贈ってくれた本を読みました。 憲法改正、解釈改憲と躍起になる人、あるいはそれに反対する人も、結局は見たいものしか見えないのかもしれないが、どちらの未来に生きたいか、残したいかと言われれば、いまの憲法で(少なくともいままでの解釈の憲法で)いい。 最近は子ども...
お義母さんが長女にと贈ってくれた本を読みました。 憲法改正、解釈改憲と躍起になる人、あるいはそれに反対する人も、結局は見たいものしか見えないのかもしれないが、どちらの未来に生きたいか、残したいかと言われれば、いまの憲法で(少なくともいままでの解釈の憲法で)いい。 最近は子どもが読む本をたまに読むようにしています(週末に簡単に読み通せるものばかりですが)。
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井上ひさしさんが、日本国憲法の前文、そして9条を「日本の国のかたち」として、いわさきちひろさんの絵と共に、子どもにもわかるような言葉で解説しているこの著者。書かれているのは簡単な言葉で書かれた憲法の前文と9条条文なのに、なぜか胸がじーんとして涙が出そうになってしまったと言ったら、...
井上ひさしさんが、日本国憲法の前文、そして9条を「日本の国のかたち」として、いわさきちひろさんの絵と共に、子どもにもわかるような言葉で解説しているこの著者。書かれているのは簡単な言葉で書かれた憲法の前文と9条条文なのに、なぜか胸がじーんとして涙が出そうになってしまったと言ったら、信じてもらえないかもしれない。けれど、この憲法の持つ大きな希望、そして、それを子供たちに心から真摯に伝えようとするそのことは、井上氏の切実で大きな願いとして心に響いた。 小学校の社会の授業で、日本は武力を持たない、戦争をしないという国の大きな決まりを持っていると習ったときに、なんて当たり前のことを謳っているんだろうと思った。戦争で沢山の人がなくなって、国が焼け野原になって、原子爆弾まで落とされて…それでもまだ戦争をするなんて考えられないと思ったから。 でも、世界で武力を持たないと宣言している国など日本以外のどこにもないとしって、そのことを大きく国の決まりとして掲げているこの日本ってすごいんだと思った。 井上氏も繰り返し述べていたけれど、武力を持たず、基本的人権を尊び、問題は話し合いで解決する、ということを定めたこの憲法は本当に旧くなってしまったのだろうか?それどころか、他のどこの国にも定めていないこの国のかたちは、まだまだ新しいものなんではないだろうか? 最高裁で違憲判断がでた選挙区の問題。実際は違憲状態のまま、この国の政治が行われてる。日本の進むべき道が曖昧なのも、違憲状態を放置してしまうそのことにすごく大きな問題があるのではないかと思えてならない。 もう少し娘たちが大きくなったら、必ず一緒にこの本を読みたいなと思う。
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きょうは憲法記念日だ、と思ってずっと前に読んだ本を本棚から何冊か探し出した。そのうちの一冊。 たぶん、今まず必要なのは、憲法には何が書いてあるのかをもう一度確認することなのだと思う。 そういう意味で、この本はとてもわかりやすく、そしてちょっと胸がふるえるようなようなことばが書いて...
きょうは憲法記念日だ、と思ってずっと前に読んだ本を本棚から何冊か探し出した。そのうちの一冊。 たぶん、今まず必要なのは、憲法には何が書いてあるのかをもう一度確認することなのだと思う。 そういう意味で、この本はとてもわかりやすく、そしてちょっと胸がふるえるようなようなことばが書いてある。ことばの力を信じる人が、子どもたちに向かって精一杯語りかけているからだと思う。 よく考えぬかれたことばこそ 私たちのほんとうの力なのだ そのことば通り。 まずは、ここから。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
憲法記念日に憲法に関する新聞記事を読んでいたら、妻から差し出された一冊。 「子どもに読み聞かせる」という視点で日本国憲法の序段と第9条を主題に作られているが、本書の最後には、日本国憲法全文が掲載されていて、大人が読んでも十分に勉強になる。 これまで、日本国憲法の特徴である「戦争の放棄」が、どうして第9条という中途半端な位置に記されているのか疑問に思ったことがあったが、第1条から第8条までが天皇に関する記述であり、その直後に第9条が記されていることを知り、納得した。自衛のための戦力保持と第9条が矛盾しているということで常々意見が対立しているが、一国の憲法という大きな理念・理想の中に「戦争の放棄」をうたっているという姿勢は評価されるべきだと思う。
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