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線形代数学概説 の商品レビュー

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2013/02/03

高等数学において基本として微分積分学と対をなす線形代数学の概説。 「線形代数」という名のつく本はそれこそ本棚の端から端まで埋め尽くすが、 多くの本は線形代数を学ぶことが目的となっている。そのため、線形代数を手段として使う気があるのかどうか分からないぐらい、ひたすら天下り的な解説を...

高等数学において基本として微分積分学と対をなす線形代数学の概説。 「線形代数」という名のつく本はそれこそ本棚の端から端まで埋め尽くすが、 多くの本は線形代数を学ぶことが目的となっている。そのため、線形代数を手段として使う気があるのかどうか分からないぐらい、ひたすら天下り的な解説をしてページ数を稼いでいるようにみえる。線形代数は応用してなんぼであるから、難しい定理を並べられるよりも構造を理解するほ方が重要だと思う。本書(を書いた雪江氏)は、必要なものを具体的にわかりやすく、また何が言いたいのか「要するに」でまとめられている。大学の線形代数の講義で詰まっていて数十冊の線形台数の本にあたったが、このような本は他にそう多く見られなかったので重宝している。

Posted byブクログ