川の名前 の商品レビュー
正しいことは常に正しいとは限らない。自然界と付き合うには、自然界のやり方に従う。正義感なんて、一つの個人的主観に過ぎない。本当に相手のためになること、それが他の相手にどう影響あるか。近郊を破るにはそれなりのリスクがあるよね。 なんて、そこまで深い話ではないですが、自然との付き合...
正しいことは常に正しいとは限らない。自然界と付き合うには、自然界のやり方に従う。正義感なんて、一つの個人的主観に過ぎない。本当に相手のためになること、それが他の相手にどう影響あるか。近郊を破るにはそれなりのリスクがあるよね。 なんて、そこまで深い話ではないですが、自然との付き合い方みたいなものをこの本が少し教えてくれます。子どもは自然と戯れて、自然の良さを知るのです! 子どもが主人公なので、大人、特に親が悪者になりがちなのと、クール優等生キャラがどうも親しめないのが、読んでて微妙だったりするのですが、まぁ、それは個人の感想。ストーリー全体としては、テーマがしっかりしてて読みやすいです。
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久々に『手に汗握る』YAを読んだ! ずっと低音域を這ってゆくようなものばかり読んでいたので、ああこれだよなあひと夏の冒険はこうでなきゃ! と思った。小学生の夏休みにぜひ。
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主人公が川でペンギンを見つける。ペンギンの観察を通して、川について知り川餓鬼になる。面白い。作中に出てくる桜川は創作らしいけど、ウチの近所にある野川などが出てきて話が身近の感じられたのも大きい。自分も常に側には川があったなと感じられた。
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小学5年生の彼らは夏休み直前、 街中の川であるものを見つける。 やがて彼らの冒険は小さなものから 大きなものへ、そしてその夏は 彼らを大きく成長させる夏になる。 自然と人間との微妙な距離感を 描きつつ読み手に過ぎた時間を 振り返るきっかけをくれる作品。
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今まで川の近くに住んでいたのに、まったく川に対して関心がなかった。しかしすべての川は海につながっていて、海は世界とつながっているのだと、当たり前のことがとても実感できた一冊です。
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どうしよう。今これを書くにあたって他の人の本書に対する感想をざっと見てみるとみんな評価が高いじゃないか。。。どうしよう。 というのも実は私この本をまだ読み終えていない。 もうだいぶん前に手にとって読み始め,後半で放り出してしまったままになっているのだ。 テーマも嫌いなジャ...
どうしよう。今これを書くにあたって他の人の本書に対する感想をざっと見てみるとみんな評価が高いじゃないか。。。どうしよう。 というのも実は私この本をまだ読み終えていない。 もうだいぶん前に手にとって読み始め,後半で放り出してしまったままになっているのだ。 テーマも嫌いなジャンルではないし,決して面白くなかったわけではないが,どうも意思が続かなかったというか興味が続かなかったというか・・・・。 この本を途中で放り出してからもう一年以上たつが,実は最近同じ作者の「星と半月の海」を読んだ。これは短編集なのだがこの中の1つに「本当のペンギン」(だったかな?)という短編があった。こちらの方があっさりとしていて,読みやすいし,情緒もあって私は好きだ。 そういうわけで評価が低いが,本作のファンには申し訳ないが,個人的な主観に基づくものとしてご容赦願いたい。
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【あらすじ】 菊野脩、亀丸拓哉、河邑浩童の、小学五年生三人は、自分たちが住む地域を流れる川を、夏休みの自由研究の課題に選んだ。そこにはそれまでの三人にとって思いもよらなかった数々の驚くべき発見が隠されていたのである。ここに、少年たちの川をめぐる冒険が始まった。夏休みの少年たちの行...
【あらすじ】 菊野脩、亀丸拓哉、河邑浩童の、小学五年生三人は、自分たちが住む地域を流れる川を、夏休みの自由研究の課題に選んだ。そこにはそれまでの三人にとって思いもよらなかった数々の驚くべき発見が隠されていたのである。ここに、少年たちの川をめぐる冒険が始まった。夏休みの少年たちの行動をとおして、川という身近な自然のすばらしさ、そして人間とのかかわりの大切さを生き生きと描いた感動の傑作長篇。 【感想】 面白かった。
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ぐんぐんと物語にのめりこまされてしまったお話です。そうだ、国家の前に地域だ、自分の存在する地名だ!と言う発想が面白い。そして4人の少年たちが本当に生きて存在しているような少年たちなのでほっとします。カワガキ!これからも存在して欲しい存在です。
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良いよ、なんか。多分著者と自分の考え方が近いんだろうなって思う。夏のロケットの時も思ったのは知識のすごさ。今回も多摩川水系の歴史的な話から始まってペンギンの生態他とても詳しく調査したことが感じられた。夏のロケットのロケットに関する知識よりもやはり生態系の知識の方が自分には受け入れ...
良いよ、なんか。多分著者と自分の考え方が近いんだろうなって思う。夏のロケットの時も思ったのは知識のすごさ。今回も多摩川水系の歴史的な話から始まってペンギンの生態他とても詳しく調査したことが感じられた。夏のロケットのロケットに関する知識よりもやはり生態系の知識の方が自分には受け入れやすいんだなって実感し、納得もする。この著者の作品を好むことに対して哀愁的な現実逃避とか言われがちだ。確かにそう考える向きもわからないではない。でも、いつまでも子供でいたい自分にとってはこうした主人公に若者を使ったとても受け入れやすいテーマなのだ。哀愁的であることは悪いことではない。変化するだけが発展ではないわけで。ただただ、変わらなきゃって感じで過去を清算せず切り捨て、前だけを未来だけを見つめる ことを前向きと呼びあたかも絶対的な善とするような風潮がある。でも、成功体験を踏襲し、過去の反省を活かしてこそ素晴らしい成果が待っていると思うのだ。
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良いなあ、川端裕人の小説は。きちんとし過ぎて物語の迫力はないけど、しみじみとしてて。 海や山も良いけど、やっぱり夏休みは川だね、なんてね。そうか、川は世界にそして宇宙まで繋がってたのか、なんて妙に納得。 ただ、途中、知識自慢みたいな部分が鼻につくのが、どうやら川端小説の弱点...
良いなあ、川端裕人の小説は。きちんとし過ぎて物語の迫力はないけど、しみじみとしてて。 海や山も良いけど、やっぱり夏休みは川だね、なんてね。そうか、川は世界にそして宇宙まで繋がってたのか、なんて妙に納得。 ただ、途中、知識自慢みたいな部分が鼻につくのが、どうやら川端小説の弱点のような気がする。それと長いのもね。なので、次々と読む気になれないのが、とっても残念。
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