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「左利き」は天才? の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2021/04/28

 多くの生物は、左利きと右利きの割合が半々なのに対し、人類はそのバランスが大きく傾いている。それは、人類の言語能力の発達に伴い、左脳が発達したからだという説がある。言語野のある左脳は右手を司る。  「強い片手利き」と「両手使い」 という新しい分類。両手使いは脳梁が大きく、左脳と...

 多くの生物は、左利きと右利きの割合が半々なのに対し、人類はそのバランスが大きく傾いている。それは、人類の言語能力の発達に伴い、左脳が発達したからだという説がある。言語野のある左脳は右手を司る。  「強い片手利き」と「両手使い」 という新しい分類。両手使いは脳梁が大きく、左脳と右脳が影響されやすい。脳梁が大きいと、左右の手を別々に動かそうとしても、ノイズが入りやすい。(ピアノ、)また、記憶を符号化するのは左脳で記憶するのは右脳であるため、両手使いは記憶力がいい。  脳機能の分布は、連携をするものが近くにあると効率が良い。そのため、脳機能の左右差が生まれた。  物を投げるという能力は生存に有利に働くため、運動野のある左脳は発達していった。その後、左脳が発達していくにつれ、左脳にあった言語野も発達し、人間の言語能力が他動物よりも優れているという説。  繊毛・鞭毛は右回転する。これにより、左右の濃度差が生まれ、細胞の方向が決定する。これが、巡り巡って、人体の非対称性に繋がるという説。  自然界は物理法則の均衡を保つために対称性を有しているが、左が右がという一択を突きつけられたとき、必然的に非対称性が生まれる。人間の心臓が左にあり、利き手が右にあるのは、ただの偶然なのではないか?その種が生き残っただけという説。 左脳と右脳を繋ぐ脳梁が、人より大きいと、、 ・人より記憶力がいい ・両手で別々の動作をするのが苦手。 ・常識(固定観念)の修正を高頻度で行う ・利き手じゃない方も割と使える。  胎児が胎内で咥えている方の親指が、生後の利き手となることが圧倒的に多い。そのため、利き手は環境によって後天的に決まったものではないという説が支持を得ている。  再配置遺伝子説 脳機能野の配置換え

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2020/02/08

自分が左利きであるが為に何かを期待して読んでしまった。10年以上も前の著作だから今はもっと左利きについて多くのことがわかっているかもしれないし、考え方も変化しているかもしれないけど、興味深い内容だった。

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2019/01/03

自分が左利きのため、本屋でこの本を見かけて、思わず買ってしまったのだが… 帯には「最新科学で解き明かす」とあったが、実際には、利き手については科学的に解明されていないことが多いため、解き明かすというよりは、諸説を紹介するといった感じになっている。左利き(利き手)の謎を解き明かし...

自分が左利きのため、本屋でこの本を見かけて、思わず買ってしまったのだが… 帯には「最新科学で解き明かす」とあったが、実際には、利き手については科学的に解明されていないことが多いため、解き明かすというよりは、諸説を紹介するといった感じになっている。左利き(利き手)の謎を解き明かしたいという著者(左利き)の探訪記といった一面もある。 私は左利きなので、共感できる部分もあったが、なんとなく不完全燃焼というか消化不良という感じ。右利きの人には耐えられないかも。

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2018/12/13

著者は「重度」の左利きであり、ことこの言葉に関しては極めて敏感な人生を送ってきたのだと。 で、脳科学などなどあらゆる分野における「左利き」について取材しまくって表したのがこの本。 そして彼は恐るべきことを学ぶ。 なんと、人類が人類たり得る大きな要因が「左利き」にあるの...

著者は「重度」の左利きであり、ことこの言葉に関しては極めて敏感な人生を送ってきたのだと。 で、脳科学などなどあらゆる分野における「左利き」について取材しまくって表したのがこの本。 そして彼は恐るべきことを学ぶ。 なんと、人類が人類たり得る大きな要因が「左利き」にあるのだという。 本書は一種のミステリーでもあるのであまり内容を紹介しないほうがいいと思うんだよね~。 右利きの人が読んでもとにかく面白い!保証します。

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2011/03/25

左利きです。 左利きですが、「左利きの人の字の書き方って不思議」と思う。 初対面の場で「左利きなんですね」と言われるまで、自分が左利きである事を忘れている。 など、 自分の左利きに無自覚なんですが、 「聖書では御業が全て右手で行われていた」事から「左手はサタンそのも...

左利きです。 左利きですが、「左利きの人の字の書き方って不思議」と思う。 初対面の場で「左利きなんですね」と言われるまで、自分が左利きである事を忘れている。 など、 自分の左利きに無自覚なんですが、 「聖書では御業が全て右手で行われていた」事から「左手はサタンそのもの」と、昔の西洋では左利きが忌み嫌われていた事を知り、 自分の左利きに関心が出てきました♪

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2010/11/12

左手の謎を探るために、左利きの著者が世界中を旅する。科学的な話ばかりではなく、手相学を習いに行ったり、筆跡鑑定に入門したりと、ユニークだった。

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2009/11/18

「左利き」である著者が、思いつくまま色々な分野の専門家に左利きの疑問をぶつけまくるノンフィクション。 「左利きというだけで親近感が沸いて、いい人だと思ってしまう」という意見に激しく同意してしまった左利きの私。

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2009/10/04

左利きは先天的なのか後天的なのか、左利きの人は脳の構造が違うのか、結局何の回答も示されていない。自分が左利きではないからかもしれないが、よくわからない本だった。

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2009/10/04

自分も左利きなのだが,すごくこの著者の気持ちが分かる気がする. 初めて会った人が左利きだったらうれしいし,左利き軍団の一人であることをうれしく思うし. また,なぜ右利きと左利きが存在するのかという問いに対する答えとして様々な研究者の元へ行っており,その中には自分が以前新聞やニュ...

自分も左利きなのだが,すごくこの著者の気持ちが分かる気がする. 初めて会った人が左利きだったらうれしいし,左利き軍団の一人であることをうれしく思うし. また,なぜ右利きと左利きが存在するのかという問いに対する答えとして様々な研究者の元へ行っており,その中には自分が以前新聞やニュースで見たことある物などもあり,特に胎児の時点で利き手が決まっているというのは,以前社会系の授業で新聞の記事をレポートにして提出しろというやつで色々書いた気がする. 自分がこの本の中で一番気になったのは「右寄りシフト遺伝子」という物である. 要するにこれは,本来サイコロを振って1〜4なら左,5〜8なら右なのを,1が左,2〜8は右ということにしてしまい,その結果半々ではなく1:7とかのように偏ってしまうという物らしい. 個人的にはこの考え方が現在の右利きと左利きの割合を説明する上で一番合っている気がする. なんか,今まで読んだ左利きについての本の中で一番面白かったかも.

Posted byブクログ